アグレアーブル、完敗。

東京スポーツ杯2歳Sに出走したアグレアーブルは7着と完敗。牡馬のトップどころ(現時点でですが)相手では、現状この程度ということですね。ただこの挑戦が無謀だったとかいうのはクソみたいな結果論です。無敗である以上は結果はやってみないとわからない。そしてその結果が完敗だったというだけのことでしょう。

前走からここまでの中間、陣営に乗せられて十分過ぎるほど夢を見させてもらいました。もし仮にこの馬の実力が牝馬限定の500万でも通用しないものだとしたら、夢を見させてもらった分、得したに決まっています。

とは言うものの、レース後に鼻出血を発症したことは心配です。つい最近ローブデソワが鼻出血を再発して引退したばかりですし、鼻出血は再発したら即引退です。よって再発しないことを祈るしかありません。

来春まで北海道で休養とのことですので、復帰は早くてもオークストライアルの時期か。もっとも1勝馬ではトライアルにすら抽選を突破しないと出れないので、これは牡馬相手のダービーどころか牝馬クラシックのトライアルにすら出れないという、ちゃんちゃらおかしい展開も予想されます。

状況次第でいつでも引退があり得る病魔に侵されたという意味では、同じく2歳牝馬のシャクンタラーと似た境遇となってきました。シャクンタラーもこのまま無事にいけばオークストライアルに間に合いそうです。

大してキレないという点では、圧倒的に幼い走りのアグレアーブルより、破壊的な末脚を繰り出すシャクンタラーの方が強い気がしないでもないですが…。

とにかく、今年のシルクは所属馬の怪我や病気が多すぎるので、阿部さんは四国八十八か所でも巡った方がよいのではないでしょうか。