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2017/07/22 00:41

ネームユアポイズン、去勢。

先週土曜の福島12Rで1番人気に推されながら5着に敗れたネームユアポイズンが1週間経たずに去勢されセン馬となりました。

気性的にどんどんおかしくなってきているので去勢したとのこと。

現場のプロ達が去勢がベストと判断したんだから、出資者と言えども外野の素人がどうこういうことでもないと思いますけどね。レースぶりを見てもどんどん悪い方向に行っているのも事実ですし、このままでは騎手を含めスタッフにも危険が及ぶかもしれない。プロが総合的に判断した結論なんだから、尊重すべきでしょう。

論理的に考えても
・適性的に菊花賞というタイプでもない
・種牡馬になるほどの器でもない
・天皇賞はセン馬でも出れるよ!
と考えれば、去勢することのデメリットはさほどないと思います。去勢することで走る気をなくすのでは?という意見もありますが、このままほっといてもますますレースにならなくなるだけです。だったら可能性のある方に賭けるのは普通に納得できる話でしょう。

経験的な持論からすると
・一度気性的におかしくなった馬は矯正不可能
・馬具とかで矯正できるのは臆病とかそういうので、この馬のようなキ○ガイには通用しない
と考えているので、完全におかしくなる前に去勢で改善を図るのは全然アリだと思います。

調教師が調教方法を工夫してなんとかすべきだろうという意見もあるかと思いますが、何年前のお話でしょうか?今は外厩中心の時代で、調教師にそんな技術はありません。特にノーザンF御用達の調教師の仕事は、馬房の回転のみです。その他は全部天栄やしがらきがやることです。だから天栄が去勢といえば去勢です。

この馬のようにレースでどうしても行きたがる馬の場合、得てして使うレースの距離を詰めようとすることがままあります。あくまで個人的な意見ですが、そもそもその馬が潜在的に持って生まれた距離適性と、距離を詰めることでさらに求められるスピード能力は全く無関係のものです。つまりともに長距離血統の両親から生まれた距離適性が2400mくらいの馬がいたとして、その馬が気性的にどうしても行きたがるので、1200mのレースを使いました。いくら行きたがってもそもそも1200mのレースで求められるスピードがないので、結局勝負になりません。

おそらくこの馬の距離適性は1600〜2000mくらいだと思います。ただこのまま行きたがる気性がエスカレートすれば、おそらく1200〜1600mへ使うレースがシフトしていく。しかし短距離で勝ち負けできるスピードはないので、結局結果は出ないでしょう。ただ今この時点で去勢して気性的な改善がされれば、血統的に1600〜2400mくらいの範囲をこなせるようになるかもしれない。スプリンターズSを走るよりもジャパンカップを走る方がよっぽどわくわくするじゃありませんか!ってまぁそもそもオープン級の能力なのかという話もありませんけどね…。

結局いろいろ考えると、このタイミングでの去勢は普通に納得できる話だということです。キレイゴトの感情論なんて犬も食わないし、レースで結果を出すことこそが調教師の誠意です。それ以上でもそれ以下でもない。どうせ去勢して活躍すれば、みんな大絶賛なんだから(笑)

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