137件のひとこと日記があります。
2013/06/09 20:35
この時期になると思い出す1頭の馬
オースミダイナー号 1988年産
父)ギャロップダイナ
母)タケノパール
静内 武内牧場の生産馬
主な産駒 クラダイナー
今でこそ、JRAでもトウカイトリック、少し前ならミスタートウジンなど高齢になっても活躍する馬がいますが、
この馬は、そのさきがけといってもいいかもしれません。
中央所属時は6戦5勝(内、武豊騎乗で4勝)、道営でも15勝を上げた名馬です。
ホッカイドウ競馬所属時の脚質は逃げです。
勝利パターンは、スピードの違いでハナにたち、そのまま押し切ってしまうというものでした。
また、若い時は脚元が弱く、順調にレースを使えなかったようです。
功績
・交流重賞最高齢優勝馬 12歳(しかも、4回目の挑戦での勝利)
・同一重賞4連覇(97〜00年 瑞穂賞)など
・ライバルはヤマノセイコー
ヤマノセイコーは南関東からの転入馬で、96〜98年頃のホッカイドウ競馬のトップホースでした。
中距離レースはダイナーと互角、長距離レースではヤマノセイコーに分がありました。
ちなみにヤマノセイコーは、短距離レースあまり出走しなかったです。
・10歳時のブリーダーズゴールドカップ3着。
このレースでは逃げに逃げ、勝ち馬のデュークグランプリには突き放されますが、ゴール前までで踏ん張り、
もう少しで2着というところでしたが、最後はエムアイブランに差されてしまいました。
自分が見たダイナーのレースの中では、馬券的にも熱かったせいか、最も思い入れのあるレースです。
ちなみに、BGCは上位を中央馬が独占するのが当たり前で、ホッカイドウ競馬所属で馬券に絡んだ馬は
ササノコバンなど数頭しかいません。
・ホッカイドウ競馬の定年制を撤廃
また、この年、定年により引退を余儀なくされますが、引退を惜しんだ若松調教師は最後の花道にと、
JRAのレースに出走させるという、粋な計らいをしてくれます。平安Sへの出走でした。
平安Sでは残念ながら見せ場もなく馬群に沈みますが、ダイナーの活躍が認められてか、
ホッカイドウ競馬の定年制撤廃へとつながり、次シーズン以降もホッカイドウ競馬所属として大活躍します。
・13歳でスプリント重賞を制覇
9〜10歳時は中距離路線で活躍してましたが、その後は活躍する場が短距離へとシフトしていきました。
しかも年齢が2桁になってから、年を追うごとにスプリント能力を増していくという、
アンチエイジング力?を発揮します。
北海道スプリントCを制した翌年には、1000Mのエトワール賞(ホッカイドウ競馬の重賞)に勝利します。
・産駒は1頭
2001年、13歳のシーズンを持って引退して種牡馬入りします。
競走馬となった産駒は1頭のみでしたが、地方で9勝を上げました。
オースミダイナーは種牡馬引退後、功労馬として安らかに暮らしていたようですが、
残念ながら2010年に亡くなりました。
ホッカイドウ競馬所属馬で交流重賞で活躍する馬は、2歳馬では多いものの、古馬はめっきり聞かなくなりました。
もうそろそろ、オースミダイナーのような馬が出現しないかな?
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するめさん
わー。
トウカイトリックが大好きな私にとっては、
長い活躍に希望を持たせてくれる、そんなお馬さんのお話でした。
オースミダイナー、
覚えておきたい一頭ですね! -
蓮馬毛さん
331さん、ありがとうございます。
自分も、あの時は競馬場にいて驚かされたのを覚えています。
でも、ダイナーのことを誇らしく思いました。
ホッカイドウ競馬にも強い馬が出現してほしいものです。 -
331さん
蓮馬毛さん、こんばんは。
オースミダイナー懐かしいですね。
北海道スプリントカップを勝ったときは場内騒然と行った感じでしたが、
一部からは温かい拍手が送られていたのを思い出しました。
いつか第2のオースミダイナーのような馬が出てきてくれると嬉しいです。 -
331さんがいいね!と言っています。
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蓮馬毛さん
レイアちゃんさん、いいね!ありがとうございます。
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レイアちゃんさんがいいね!と言っています。
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蓮馬毛さん
kumakoさん、ありがとうございます。
モエレビクトリーは楽しみですね。エルムSはBGCと日程が近いので、どちらを選ぶか、ですね。 -
kumakoさん
高齢馬が走るとつい応援してしまいます。
オースミダイナー懐かしい。でも亡くなっていたなんて知りませんでした。
道営はモエレビクトリーに期待します!
中央の的場厩舎時に応援していた事もありますが、転厩後(出戻り)一気に道営記念まで征してくれたので期待が高まりますね。
エルムSに挑戦してくれないかなぁー。何て思っております。 -
kumakoさんがいいね!と言っています。