84件のひとこと日記があります。
2017/05/29 23:46
シャイニングレイの復活勝利に思う
シャイニングレイが屈腱炎を克服して3勝目を挙げてくれました。
本当に長い間待ち続けていた復活劇に感動です。
ところが掲示板では「いずこも同じ」状態でヤレヤレという感じ。
私は基本的に騎手批判はあまりしません。
全然しないわけではなく、今日は失敗したね、くらいのことは云いますけど、もう乗せるなとは云いません。
そんな私でも一番納得しないのは、レース選びです。
これも非常に難しいということは分かりますが、調教師がこれを失敗してしまうと、生産者から厩務員、騎手まですべての努力を水の泡にしてしまうと思うからです。
馬の走りを見てダートを選ぶか芝を選ぶか。
そしてどの距離のレースを使うか。
この2つの選択を神経を研ぎ澄まして見極めて判断する、それが調教師の大仕事と思うわけです。
シャイニングレイに限って云えば、弥生賞を見た段階で、私は2000mは不向きと判断して、掲示板に「マイルを‥」と書き込みました。
それは勝ったホープフルのレベルが低いと判断できたという部分もあります。
もしマイルでデビューさせて、スピード能力が目にとまれば、直線でイッパイになるレースをせずに済み、屈腱炎も回避できたかも知れません。
近年はデビュー戦に2000mを選ぶことも多いようですが、能力が高いと判断できる馬は、それがスプリンターでもステイヤーでも、マイルで下ろす方がベターと考えています。
新馬戦クラスなら、能力で克服できるので、そのレースを見た上で、マイル以下で使ってゆくか、距離を伸ばしてゆくかを考えれば、不幸な選択ミスを減らせると思うのです。
かつて2歳(むかしは3歳)の新馬戦と云えば1000mや1200mのレースばかりでした。
最強のステイヤーと言われたライスシャワーもデビュー戦は1000m、ナリタブライアンも1200mでデビューしています。
距離を伸ばしてゆくことは難しくありませんが、2000mのデビュー戦で勝ってしまうと、その後に距離を短縮させてゆくことはレース体系からいっても難しいものです。
短い競走馬生活を送る馬にとって、少しでも遠回りになることを避けさせるというのは、まさに調教師のレース選びのセンスに掛かっています。
どうかギリギリまで見極めて、大胆にレースを選び、失敗したと思えば恥じることなく素早く進路変更できる決断を持って欲しいと思います。
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ウマスキーさん
トップの調教師あたりには、トリッキーな芝2000内回りではなく、素質馬は淀1800からおろす選択を好まれる方も近年多いようにも思います。スタートしてまっすぐ直線が続き、大きなワンターンだけで直線というのは距離適性(正)もはかりやすく、馬へのその後のダメージも少なめかも知れませんし、それはそれであり、なのかなあとわたしは思っています。
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青鹿毛さん
ウマスキーさん、コメントありがとうございます。
私もイメージではマイルなんですが、一度はスプリントを試して物差しで測っておきたい気持ちです(^^) -
ウマスキーさん
そもそもデビュー戦で淀内回り2000を使い、上がりで10秒8ー10秒8の見たことのないようなラップでしかも信じられない完歩で走り切ったものでしたから、今から思うに、そこで舞い上がり、さらにホープフルで歯車がおかしくなっちゃいましたねえ。
人は成功体験は忘れられず修正もなかなかしにくいものですからね。
われわれにはホープレスな長い長い2年間でした。
それにしても、クラシックディスタンスと芝に偏重する人たちの多さと頑なさにはため息を覚えます。
今回の経験をどう生かしていくかですが、何となくの直感では、千二ではなく千四とマイルでいくのでは?と勝手に推察しています(苦笑)。 -
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