654件のひとこと日記があります。
2012/08/09 09:36
一生友だち(テレグノシス君ローエングリン君)
のんびり放牧中のテレグノシスです。
〜僕たちずっと一緒にいようね(男の友情)〜
<以下、感情移入の部分(馬の会話等)以外は事実に基づいています>
テレグノシスとローエングリンは某○台ファームで同じ年に生まれました。
当歳で離乳後〜1歳仔は夜間放牧、毎日くたくたになるまで遊びました。
「なんだよ。おまえ、居眠りしてるんじゃないよ。」
「だってボクもう眠いんだもん・・・」どちらがやんちゃだったのかはわかりませんが、
2頭は幼馴染でした。
「オレなあ。大きくなったら絶対強くなるんだ!!」「ボクだったそうさ。」
彼らはいつも元気よく朝まで放牧地を走り回り、たまには擦り傷も作り、
すくすくと育ちました。
そんな2頭も2歳になり調教を重ねそれぞれの厩舎に。偶然双方とも関東(美浦)でした。
トレセンでちらっと見かけることはあっても、話をする機会はなく、2頭とも無事デビュー、お互い2戦目に勝ち上がりました。
そして運命のスプリングステークスで再会を果たしたのです。
「久しぶり〜、でも今日は負けないよ!!」「ボクだって」勝負は2着だったテレグノと
6着だったローエン。でもテレグノはその後NHKマイルに向かい、見事G1勝利。
一歩先をいくことになりました。
2頭の次の再会は1年後の中山記念、ローエンの勝利でした。そして2頭とも安田記念へ。
そう2頭は立派なマイラーに成長していました。そして、その後の仰天プランは2頭
そろってのフランス遠征、フランスでG1を2戦し、ひとつずつ好成績をあげました。
「飛行機はつらかったけど、君がいて心強かったよ。」「うん、これからもライバル
だけどずっと友達でいようね。」
その後2頭はG1からG3まで13戦も同じレースで戦いました。06年京王杯SCではゲートが
隣だったため、久しぶりでついつい話がはずんでしまいテレグノは出遅れてしまいました。
そんな彼らにも引退の時がきました。テレグノの方が1年早く引退しましたが、2頭とも
種牡馬になることができました。普通○台ファーム出身の種牡馬は○台のスタリオンに
繋養されますが、2頭は揃いも揃って、レックススダッドに繋養されることになりました。
これも2頭の運命なのか、ローエンが「ボク、テレ君と同じ所に行きたいよ。」と
言ったのか・・・
今、2頭はお互いにゆったり広いパドックに放牧され、のんびりと幸せに暮らしています。
これだけ縁(LOVE)のある二人いぇ2頭なのだから、同じパドックに入れちゃえばいいのに・・なんて思ってしまうのは私だけ?
世界的良血カーリングを母に持つローエングリン、トニービン後継種牡馬である
テレグノシス、血統の割には種付数には恵まれていません。産駒に大物が出れば
もっと人気が上がるのでしょうが・・・
この馬たち、いつも同じレースにでているなぁ、マイルのロマンスはよく聞くけど、
こいつらっていったい・・というところから、また妄想の世界に少し入ってしまいました。
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けんじさん
間違い!
ユニコーンの「人生は上々だ」でした! -
けんじさん
ええ話やなぁ〜!
ユニコーンの「おかしな二人」って曲を、思い出しました!
ローエングリンとテレグノシス、お二人とも仲良く暮らしてください。 -
アイバイノチさん
hikaruちゃん、ありがとう。
前からずっと思っていたことを日記にしました。
今回データを結構調べたんですよ。好きだね〜 -
アイバイノチさん
ソーニさん、いいねをありがとうございます。
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hikaruさん
うわ〜〜〜!私にとっては最高の物語であって最高の実話であり最高の感動物語!
生まれて育って一緒にレースに出て一緒に戦って一緒に海外。
そして一緒に余生を送れるなんて、「絆」ってこのことなのかな〜。
二人は男女でもないけど、「赤い糸」で結ばれてたんんでしょうね!
いやいや〜私の妄想も膨らんで このローエンとテレくん 生涯
色々語り合っていてほしいな〜。
「お互い老いたなぁ〜」「お前白髪あるじゃん」みたいにね!
あ・・・感動したよ〜!ほんとに何か感じる。 -
ソーニさんがいいね!と言っています。