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2012/08/14 09:27

ヨーロッパ競馬事情 1

デインドリームKG優勝の翌週吉田照哉氏所有のイリューシヴケイトが牝馬限定の仏G1ロートシルト賞(8F)を制覇し、これにより照哉氏は海外G1・2週連続制覇を成し遂げたわけですが、レース名を聞いてピンと来たワイン好きの方もいると思います。

ボルドー5大シャトーの内シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ムートン・ロートシルトの2つを所有するロートシルト家ですが、語り尽くせない程曰く付きの一族です。

なんせあのナポレオンやビスマルク・ヒトラーすら出し抜き世界の富の半分を手にしてるとまで言われ、ケネディー暗殺の黒幕とまで真しやかに噂されるまさに世界有数のセレブリティーとして近代史に多大な影響を与えてきた一族なので歴史好きな方一度調べてみると面白いです。ロートシルトはフランス語読みで英語読みだとロスチャイド。またロスチャイルド家の家紋に描かれる5本の矢は世界各地に拠点を作る為に散らばっていった5人の息子を意味してるんだとか。
ちなみに仏ダービーは2005年から現代競馬に適応する観点から2400m→2100mに変更されてるのですがこれを決めたのも当時の競馬協会会長だったロートシルト男爵です。しかしこれにはフランス国民からも不満の意見が多く元に戻した方がいいとの声も聞かれてるようです。

そのロスチャイルド家所有のメアンドルが独G1ベルリン大賞を快勝しフォワ賞でオルフェーヴルと対戦する予定です。恐らくフォワ賞でオルフェーヴルの最大の敵となるのはこのメアンドルであると思われです。なぜなら前々走のサンクルー大賞ではメアンドルが昨年凱旋門賞1・2のデインドリーム・シャレータを抑えて優勝してますが、その負かしたデインドリームもKGでは日本ダービー馬を赤子扱いして優勝、メアンドル自身も次走のベルリン大賞を制しサンクルー大賞組のレベルが極めて高かった事が証明されています。
おまけにメアンドルの所属が仏リーディングトレーナー・A・ファーブル厩舎・鞍上が昨年仏リーディング2位ギュイヨン。これはまさしく強敵です。しかし海外に売って出るからこそ世界の並みいる猛者と戦える訳です。
世界一のセレブ・ロスチャイルド家の馬をオルフェーヴルが蹴散らす痛快なシーンを9.16期待しています。

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