82件のひとこと日記があります。
2011/12/18 12:56
競馬偉人伝 4 E.P.テイラー
サラブレッド史上各世紀を彩った最高の大種牡馬は何か?18世紀=エクリプス・19世紀=セントサイモン・20世紀=ノーザンダンサー。
エドワード・プランケット・テイラー(1901〜1989)はフェデリコ・テシオと並び称されるカナダのオーナーブリーダー。偉大なるノーザンダンサーは競馬先進国ではなく後進のカナダでテイラーが生産した。テイラーの生産方式はベストトゥベスト。
欧米の一流種馬に一流牝馬を配合する手法。しかも結果が出るまで執拗なほど同配合を繰り返す為、生産馬には全兄弟が多い事もテイラーの特徴と言える。全兄弟は作らない配合論を主張したテシオとは真逆である。 しかしテシオ生産のネアルコにこだわり同配合を繰り返しニアークティックが産まれ、そのニアークティックにまたこだわり同配合を繰り返してノーザンダンサーは誕生した。
個人的見解だがテイラーは自分より32歳年上のテシオの生産馬にこだわり続けノーザンダンサーを創り得た感がある。
競馬界では一辺境でしかなかったイタリアで生まれた偉大な馬産家の競馬熱は海と32年の時を越えて辺境のカナダに飛び火した。天才は天才を知る、そんな感じだろうか。
ニジンスキー以降晩年はテシオのようにコンスタントに目立って活躍する生産馬は輩出できなかったが1974年テイラーはカナダスポーツ界の殿堂入りを果たしている。
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こんちきさん
>>グッピーさん
おはようございます ノーザンダンサーは高値を付けて売りに出したけど結局買い手がつかずにテイラーが自己所有したみたいです テイラーはノーザンダンサーに相当自信があったんでしょうね しかし売れ残って自分の手元に残った事は結果論ですが彼にしたらラッキーでしたね -
グッピーさん
ついにテイラーさんの登場ですね。
そしてノーザンダンサーの子ノーザンテーストを社台Fの吉田善哉さんが買って日本に輸入してきたわけですね。後は多くの皆さんがご存知の通り、吉田照哉さんがサンデーサイレンスをアメリカから買ってきて今日の日本競馬界の繁栄に繋がっているという事ですね。 -
馬子さん
知らずにさかのぼるとノーザンダンサーに当たる・・うまいるも、ノーザンダンサーとか、ヘィルトゥリーズンあたりはインブリードで濃くなりがちですね