キューティーミーチャン号物語

キューティーミーチャン(牝)

気A+ SPSS STC PWD+ 瞬SS
成持安B 重○芝◎ダ×

誕:03S6月1週 Rank:A
脚:□
戦:11-4-3-2
勝:G1=2 G2=3 G3=4 G=0
表:04S最優秀3歳牝馬
父 :ゼンノロブロイ
母 :パシフィカス
母父:Northern Dancer
戦績:21戦11勝
収得賞金:27100万円
総賞金:58850万円


03S6月1週の繁殖時は、『みんなと同じ土俵に立てる』という思いでした。何故なら、03S1月2週に初めて所有馬を持ちましたが、成長型が持続だったので、調教本数と様々なノウハウ不足で、勝負になりません。
だから、03S6月1週こそが、ぶーみーはー厩舎の本当の幕開けだ、大袈裟にと思っていたわけなんです(笑)。

繁殖に際しての採用条件は、SP・ST・瞬の二つ以上がB-以上であること。この条件は、日記や能力を公開してる方の初期能力を読みあさって参考にしました。

そして生まれたのが、キューティーミーチャン号。
初期能力は
気E+ SPB- STF- PF 瞬B- クラシックが楽しみだね
でした。

このお馬さんが生まれた時、『初の重賞勝ちをもたらすのはこの馬やな?』と思いましたね。根拠はないけど・・・直感でそう思いました。そしてその時は、間もなく訪れます。

新潟二歳S。
七番人気でしたが、出走表見て、勝てると思いました。追込作戦全盛の折、SPに○、瞬に◎がついていて調子も100%でしたから。しかも直線の長い新潟競馬場。
で、予想通り勝てました。今思えば、相手に恵まれただけなんですけどね(笑)。嬉しかったですね?。この時点でこのお馬さんが、G1馬になれる片鱗を見せてはいたんでしょうが、馬主はまだ気づいていませんでしたね。
で、東スポ二歳Sで惨敗して以降はJFを回避して調教に専念。11月5週にレースバランスの変更があり、もう一頭の三歳馬で作戦を試行錯誤しながら、戸惑いつつも一般戦を一つ勝ち、本賞金もクラシックに十分間に合う状態だったので、調子を見て出走するもあまり結果は奮わず。しかし、桜花賞のトライアルで勝利し、上で勝ち負けできる自信を得て、馬主のクラシック初挑戦へ。

桜花賞は、この馬のターニングポイントでした。
桜花賞で勝つために、作戦なんかも含めて、色んなパターンのレースをかなり見ましたね。
まだまだ逃・先が多い時期だったし、レースバランスの変更が、他ユーザーに浸透していなかったんですね。だからレース当週も、作戦は相当悩みました。
結果は、見事勝利。厩舎初のG1制覇をもたらしてくれたのですが、勝てた要因は能力ではなく、作戦でしたね。
以降は、オークスを勝ち、三冠を意識して調教に励むも、秋華賞では能力的に三番目。勝ち馬とは能力にさほど開きがなかったであろう分、作戦負けにて三着。悔やまれますが、色んな意味で楽しかったです。

古馬になってからは、自らもピーク中でしたが、普通型のピークには敵わず。能力が同じかそれ以上でも、調教次第でうまスポの印は下がる一方でした。
こうなると、引き際を考えざるをえません。ピーク中でしたが、引退に迷いはありませんでした。


我が厩舎に初のG1制覇をもたらしてくれた馬。
能力は決して一番ではなかったけど、このお馬さんが上に挑む度、ワクワクさせてくれました。
また、自分の所属するワールドには、僕みたいなヘナチヤコ馬主より、強い馬主さんが沢山います。でも負けたくないですね?。出すからには負けたくない。キューティーミーチャン号のような馬を作って、何度でも挑みたいですね?。

以上、キューティーミーチャン号物語でした。