リボン…調教風景

ビルとピーターが
にやにや
しながら

リボンの調教を
見てる


えっ
誰が調教
つけてるのかって?


そりゃあ
もうあの方ですよ



プリンセス
『さぁ!リボン
どうしたの
さっさと来なさい』


リボン
『ははい姉さん』


どこの世界に
馬が調教する
牧場が
あるだろうか


言っても
プリンセスも
重賞未勝利とはいえ

オープン馬だ


二歳の
走りたての馬が
そうそう
太刀打ちできる
訳がない


馬身は
10馬身程
離して
走ってるし


もはや単走(笑)


しかし
違うと言えば

リボンは
死ぬ気でプリンセスを
追っかけてる所だ



ピーター
『あれで良いんですか?
いくらなんでも
併走すらしないなんて』


ビル
『あれでいいんだよ
自然の中でこそ
野生の力は
出るんだ』


…
そんなもんなのか


確かに下手に
人間が手を
出すよりかは

馬同士で
走り込んだ方が

自然ちゃ
自然だが


それにしても…

リボンは
諦めない子だな

どんだけ
離されても

必死で
プリンセスを
追っかけてる


あの子は
大物になるかも
しれない

(親バカすぎ)