【俺達のクラブ競馬 涙の送別会、府中競馬場編vol 3】

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くしくも秋の天皇賞は、11月1日。私の異動の日付けである。

日曜日なので、実勤は、11月2日からなのだが・・・
自家用車で強行軍でなくて、助かったww
なんせ、初日だからな・・・
てな、話題で盛り上がる新幹線車中。



その天皇賞の人気は、単勝断然2.1倍のウォッカである。

もちろん、まったく頭にないwww

馬柱に目をやると・・・

俺達のクラブ競馬に貢献してなかったが、結構サクラメガワンダーが好きであった。

「今日は、先輩の送別会。好きな馬を選んでください」

資金は・・・旅費に3人で10万使うから、馬券は残り15万ってとこだ。


狙うは、チリンチリン馬券の100万超えだ。


サクラメガワンダーで、行こうかと新幹線車中・・・宝塚2着後の休み明けが、嫌われて40倍近くの9番人気である。
仮に得意の単勝1点買いの15万なら、来たら600万に
なるwww 車が買えるぞと盛り上がる・・・しかし、さすがに厳しい気もする。


複勝か、ウオッカの頭を怖がっての、サクラメガワンダーから、馬連総流しもありか・・・


なかなか決めきれないまま・・・府中競馬場に到着した。


さすがに、広いからなのか・・・何度か、経験した中山より動きやすいじゃまいか



とりあえず、秋天はおいておいて・・・有馬記念のランチボックス的存在は、ないかと新聞に目をやる。


ここで、夏にコロガシ複勝大作戦の成果が、やっと出るwww
ある意味、後にも先にも、あんなに夏競馬をしたことなかったからねww


まず、目に付いたのが・・・9Rのトップカミングである。ロジのラジニケ当日の他のレースで目撃しww
青葉賞でも、3連複的中の立役者といっていい

しかし、さすがに1000万クラスでは、格上の一番人気である。

後輩が、口にする・・・

「ころがしで賭けたレースで、穴をあけたのが、アグネスエナジー。レース後に左回りなら、モタレないとコメントしてましたよ」

まったくもって、ころがし効果である。

なんせ、そのレースは、土曜新潟8R3歳上500万
下であったwww

そんなレース覚えているかね□□□
どんだけ、ころがし大作戦のために、競馬新聞を見てきたことか・・・


トップカミングとアグネスエナジーの馬連にプールしている15万から、1点1万持ち出して放り込んでみた。


すると・・・あっさり的中の6.6倍。アッちゅう間に5万浮きの1人分の新幹線代を取り返す。


後輩が・・・「やっぱ、先輩の送別会。今日は、俺達クラブ競馬に天使が取り付いてますよ」


ということで、10Rも続戦だ。
思い切って、コロガシて見たww 掛け金は、さっきの的中分の6万6000円。

負けても、ダメ元w 14万を秋天に行けるし、そうなりゃ?
人気薄のメガワンダーで、イイんじゃね□ 十分チリンチリンだ



ここで、アンダーカウンターが出ていた。3歳時のユニコーン4着の実績に注目し、4歳、この夏の準OPにコロガシ2戦ぶち込み、人気を裏切り掲示板も外していた馬だが・・・ユニコーンと同舞台の府中ダート1600ならと、2番人気の4.2倍の単勝合体1点勝負



直線、1番下の後輩が、アンダーカウンターを姿を見失う・・・「どこどこ□□」

「行け行け声を枯らして応援していた、先輩2人が・・・何言うてんねん先頭に立っているやろ」

3人で・・・「そのまま?」


見事に先頭でゴール

いきなり、27万儲かった

「やっぱ今日は、ノリノリやぞ」


しかし、ホップ・ステップ・ジャンプと行きたいところ・・・資金は、残しておいた14万に一気に儲けた27万の41万もある。


ここで、コロガシ大作戦の経験が活きるwww



ぶっちゃけ、3連発はないもんやと・・・冷静に、この時点で、1人10万づつ配当を配り、今日の
勝ちを確定しつつ、1万は飯代とし、10万をメガワンダーの単勝に行こうとなる。



「メガワンダーが、勝てば、それでも・・・400万のチリンチリンやでwww」



今にして、思うと・・・よくもまぁ?冷静に、分析できたw 全額放り込んでしまうところを、ひと夏の経験値が、俺達を成長させた・・・我慢・おさめ時を覚えたんだ
www



結果は、カンパニーが勝ち。ウオッカは3着のサクラメガワンダーは、13着に沈む・・・その後、故障を発症したメガワンダーは、引退となってしまうんだが・・・



帰りの新幹線では、今までの夢のような俺達のクラブ競馬で、歩んできた、懐かしい話しで盛り上がる新幹線の中・・・


・ロジユニヴァースのラジニケの奇跡

・有馬の帰りのランチボックスの奇跡

・東京新聞杯のキャプテンベガの奇跡

・中山でのアンライバルドの奇跡

・マルカシェンクの富士Sの奇跡

・府中でのトップカミング、アンダーカウンターコロガシの奇跡
等々


本当に楽しい思い出だった。


俺たちのクラブ競馬・・・それは、忘れていた若き日の競馬を楽しむ気持ちを思い出させてくれた。


俺達のクラブ競馬・・・守り、守りの人生に攻めの気持ちを思い出させてくれた。


俺達のクラブ競馬・・・改めて、友との絆を思い出させてくれた。


これが、最後の定例俺達のクラブ競馬の最後の日となったが・・・


残された、100万超えの高額配当窓口に並ぶチリンチリン馬券をゲットするという、俺達のクラブ競馬の究極の目標は、未達成のままである。



これからは、毎週は、できなくとも・・・ラジニケ→有馬の日程を同窓会として、開催していくこととなる。



そして、俺達のクラブ競馬の伝説は、まだまだ続くのであった。


つづく