シーズン11 ダービー馬を探せ vol 7

いよいよ皐月賞1週前である。各TRも終了し、出走馬も決まりつつある。ダービー探偵団としては、クラシック第一弾皐月賞は、最重要の参考レースと見ている。そこで、皐月賞1週前の各馬の調整過程を調査してきた。

まずは、優先出走組からだ。

皐月までの間隔が、中5週となる弥生賞は、強豪が集まった。タイムも1:59:00と早く中身の濃かった一戦だった。ゆえに疲れも気になるところだが・・・

◎サクラホクトオゥー号・・・弥生賞1着優先出走権 4戦3勝
弥生賞後も入念に乗り込み順調。もともと調教でもバネを魅せていたが、更に上昇している。疲れは全くなく、直前サッとやるだけで仕上がる状態。

◎ブレイクルーキー号・・・弥生賞2着優先出走権 9戦6勝
東スポ・ラジニケ・シンザンと重賞3連勝と賞金に余裕があったので、TRは、あくまでも叩き台との位置づけだった。予定通り叩いて更に上昇し、弥生賞以上のデキは、間違いない。馬体も締まった、完成度ではNO1だろう。

スプリングSは、皐月賞まで中3週とギリギリ調子の上下が可能な時期である。弥生賞3着のジャスゼット号西の横綱も背水の陣にて、挑んだが・・・着外に沈んだレースでもある。

◎メモリアルキーストン号・・・スプリングS1着優先出走権 12戦4勝
もともとシンザン2着とは嵌ると強かった。ジリっぽさが勝ち味の遅さになっていたが、ここに来て調教でもビリっとしたところが出てきた。キャリア豊富で、上昇度には見劣るが、良い意味で平行線。抜かせない勝負根性は、調教でも出ている。

◎イチゴタベタイ号・・・スプリングS2着優先出走権 11戦4勝
調教でも、決め手がありそうなキレは、随一に目立つ存在。エンジンのかかりの早さも、追い切りの反応の早さからもうかがえる。強いところともまれてきたことから、芯の強さが出てきた。落ち着きもあり、皐月では万全に仕上がりそうだ。

東上最終便の若葉S。疲れを残さないという点では、有用的なTRである。重賞ホルダー不在で、タイムも2:09:03と遅いんではあるが、勝ちあがった勢いは無視できない。

◎ヒルノレーン号・・・若葉S1着優先出走権 7戦4勝
新馬ー500万と連勝したのは、芝だったようように、軽い走りは調教にも出ている。
強いところとの初対決となる皐月賞へ向けて、調子もグングン上げている。今年になり5戦と上がり目は少ないが、デキ落ちは、ない様子。完成するのは、秋以降だが、ここでも楽しみ。

以上5頭が、優先出走権を得た。

逆に西の横綱のジャスゼッド号・大物と評判だったヒートパッキン号・スイングブレード号が、勝ちきれずに皐月賞出走が難しい状況。その他でも、菊花賞候補と早くも評判のハイブリッドソウル号・密かに注目していたレッドピサ号。各馬ともレースの印は、悪くなかっただけに残念でならない。まぁ?牽制のしあいで出走かなったら、チャンスもなくはない。

賞金上位組から、皐月への出走を予定している組も調査した。

まずは、なんといっても、強豪揃う、きさらぎ賞を快勝したステイゴールデン号か。
◎ステイゴールデン号・・・9戦4勝
ラジニケ1番人気、弥生2番人気と素材の良さを買われている。弥生賞は、前に行った割に4着と粘った。追い切りでは、末も切れるので自在性は、普段の落ち着きからも出ている。賞金にかけて、TR連戦しなかったのは結果良かった。疲れもとれて上昇気配も漂ってきている。

最後は、アーリントン・毎日杯と連勝しているトウショウキングウェイブ号も皐月に出てきそうだ。
◎トウショウキングウェイブ号・・・12戦7勝
アーリントン・毎日杯と連勝したものの、相手は重賞ホルダー不在と軽かった。とはいえ、重賞連勝で馬も自信を深めている。完成度も高そうで、上がり目は薄そうだが、いかにも混戦に強そうな雰囲気。疲れもそれほど感じず元気一杯のようす。スローの根性勝負に強い実戦タイプは、なかなか抜かせない追い切りの様子からもうかがえる。


と各馬それぞれ順調な1週前の様子である。

強いところが、皐月の権利を逃していることもあり、皐月でダービー出走権の3着以内に入らないと、更に厳しいダービーTRとなりそうだ。



「1週前の調子」
◎ブレイクルーキー号・・・狙い通りに更に上昇

◎イチゴタベタイ号・・・馬体のハリは、目立つ。ほどよい気合のりで、調子の良さが窺える。

○ステイゴールデン号・・・叩いて上昇カーブ。落ち着きもあり、生涯最高のデキに仕上がりつつある。

特に上記3頭が、目立っていた□