シーズン10 ダービー馬を探せ vol8

共同通信杯・きさらぎ賞が終わり、いよいよクラシック戦線トライアルに突入である。今回は、現在上位馬とTR楽しみな馬をピックアップした。

2強の一角、朝日杯FSを無敗で制したフミノハコブネ号だが、万全な状態でないと思われるシンザン記念で、初黒星を喫してから出てきていない。もともと朝日杯もデイリー杯以来で快勝しているように、使いこむのは良くないタイプか? 復帰が待たれる。

もう一方のグッドクラウン号は、京成杯ー共同通信杯を連勝し完全に本格化ムードである。特に共同通信杯では、昇り馬・実績馬を相手に完封し現在クラシック制覇に一番近い馬である。

朝日杯の現在の印比較では・・・
フミノハコブネ号・・・無▲無△〇無
グッドクラウン号・・・〇〇▲無▲〇

ハコブネ・・・7900万・クラウン8100万と本賞金積めているので、TRの結果に関わらず皐月・ダービーの出走は、賞金順でもオッケーだろう。

ダービー時期を考え、両横綱に指名している2頭は、苦戦が続く・・・スペシャルルート号は、2月に入っても徐々にコメであり、クラシックでは非常に厳しい成長曲線である。馬主力を駆使し、うまく凌いで7戦5勝の4400万積めているが・・・さすがのG1ハンターkoniさんでも、今後は更に厳しいだろう。

もう一方の横綱ヒロドラゴン号は、中京2歳Sを制して、2350万まで積めてきたが、ラジニケ3着・共同6着と苦戦が続いている。しかし、1月1週もピならギリギリダービー間に合わないか? 現在パラは、30台に迫る勢い。スペシャルルート号の本格化が間に合わないなら、総合力では1番ということになる。ここからは、馬主力の見せどころで、チャンスは十分だ。

新興勢力では、朝日杯FS 3着以来休養中だが、含めて5戦3勝と底が割れていないリュウキャメロ号だ。朝日杯の現印が、△無◎◎無▲だ。SP・瞬発力に不安はあるが・・・抜群のスタミナを持っている。距離伸びてよさそうなのは、ダービーでこそって感じだ。現在本賞金1700万であり、TRでの権利取りが必須、レースっぷりに注目だ。

3歳に入り、OP特別ーシンザン記念を勝ち、きさらぎ賞2着のミナチャンサイレンスが勢いをつけている。3歳賞金ランクでクラウン号に次ぐ2位である。通算の本賞金も5700万と積めてきた。確実に賞金で出れるとは、言い難いが・・・常に瞬発力◎と決め手が傑出しているタイプだけにクラシックで見てみたい。

3150万と微妙な状況のラジニケ馬のフォースインディア号もTR勝負である。血統的にダートもこなせそうではあるが、狙うは優先出走権か? 曲者揃った共同通信杯でも素質を買われて2番人気の4着だった。その際の印は、△△無△〇無だ。SP・瞬発タイプにしては、印がイマイチも決め手はありそうなので、今後の成長に期待か。

きさらぎ賞3着のレザンレオーネ号も注目だ。クレイジーナイト号・ミナチャンサイレンス号といった今世代屈指の切れ者2騎に差されたが、印は、◎無◎◎〇△と悪くなかった。成長曲線が1月もピじゃなかろうか? 決め手もありそうなので、出走権利取ってくるとおもしろい。

その他、まだまだ曲者だらけのクラシック戦線だが・・・ダービー探偵団として、ダービー馬を探す上で勘案しなくてはならない要素が、出走権である。皐月賞にしてもダービーにしても上位10頭が出てくるにあらずだw 特にダービーは、その傾向が皐月以上に顕著に現れる。

皐月は・・・弥生1・2、スプリング1・2、若葉1、の5枠。半分が優先出走権だ。この中に賞金順で出走可能な馬も合わせて権利出走取る馬もいるだろう。クラウンあたりは、TRで連を外しそうにないしなw

ダービーとなると更に複雑だ。皐月賞1・2・3、青葉1・2、プリンシパル1に加えて、NHKマイルCの賞金が高い。青葉からダービーまで中3週で、調子上げぎりぎりである。実力通りに結果がついてくるわけではないが・・・

特に今年は層が厚い。昨年もそうであったが・・・クラウン号・ハコブネ号まで抜けるとやりやすいんだが・・・層が厚いということは、No2?No20くらいまでは、なかなかの素質馬が揃っているということだ。皐月TR2着で権利取って→本番の皐月は、それこそ皐月TR1着の馬達に敗れて4・5着。ダービーの権利ないので、下降線でダービーTRを使う。皐月TRで先着したダービーTRに照準を合わせてきた馬達と戦う。調子の上げ下げの差もあり、結果ダービーに出れずwwww って感じの負のスパイラルに嵌りやすい。

その結果ダービーは、皐月賞で結果を出してきた組と皐月賞に出れずにダービーTR→ダービーに出てきた組が中心になりやすい。なので、馬主力がものを言う非常に舵取りが難しいのが、クラシック戦線だな。

まぁ?それがおもしろいとこでもあるんだが・・・・