初夢?偽名馬会12?

アナタのそして私の初夢が走ります…(笑)



「う?ん…何なんだここは…」

パカパカパカ…

「何だお前たちは」
「フジキセキです」
「アドマイヤフジです」
「シンメイフジですわ副会長」
「だから何なんだ」
「昔から初夢の縁起物『1フジ2タカ3ナスビ』と申しまして…」
「フジつながりの我らが新年の挨拶に…」
「今年も副会長に幸多からん事を…」
「何だか知らないがめでたいという事か…」

パカパカ…

「今度は何だ」
「副会長あけましておめでとうございます」
「お前は誰だ」
「スマートファルコンですいつかは名馬会に…」
「ファルコンは『隼』だろう」
「そう言われると思って…」
「ブラックホークです副会長、あけましておめでとうございます」
「うむ…『加藤鷹』が出てくるかと思ってドキドキしたが」

パカ…

「さすがに『ナスビ』なんて馬は来るまい…」
「ビーナスラインです副会長、あけましておめでとうございます」
「ナスビではないじゃないか」
「副会長、『ビーナス』って続けて何回も言ってもらえます」
「ビーナスビーナスビーナス…』…ナスビー…ダジャレか」
「では…これで…」

「ムムム…何だか騙された気が…とはいえめでたい今年あたり会長昇進か…」
「ブハハハハ君の思う通りにはならんぞい」
「なんだ…この下品な笑い方は…」
「んんん…君の笑い方じゃ」

ドーン

「ブワッデカっ」
「んんん…まだまだ君は精進が足らん…えいっ」

ムギュー…

「グワッ苦しいぃ苦しいぃー…」


「父上…父上…」
「んんん…んんん…」
「会長みたいな音がする…父上も年なんだな…」
「んんん…んん?…ハッ」
「あ父上…目が覚めましたかだいぶん変な音出して寝てましたが…」
「夢か…なんて初夢だ…」
「悪夢だったんですか」
「ウルサイっ馬鹿息子が」
「ヒドイ…」


皆さんの初夢はイイ夢でありますように