年度代表馬?偽名馬会11?

「フフフフフフ…」
「貴方どうしたの?気味悪い笑い方して」
「笑わずにいれるか年度代表馬なんだぞ」
「まだ、決まってませんからね…」
「イヤ年度代表馬になっているだから間違いないんだ」
「うるせーな朝から…何吠えてんだオヤジ…」
「おお不肖の息子お前も少しは弟を見習え」
「うるせーよ国内じゃG1勝ってないくせに威張んじゃねぇ」
「何だとお前の相手全部寝とるぞっ」
「お袋いる前でそんな事…あ?」

ボコボコっ

「アート済まない…愛してるのは君だけだ…」
「分かってるならいいんです…」
「ところで…オルへは帰ってこんのか?」
「有馬記念優勝のお祝いでイケエ厩舎から帰ってきてないわ…」
「3冠の時といい今回といい…家族ですごそうって気にはならんのか」
「その割にはオレの時には何もしなかったよな…」
「お前はじい様の孫の中じゃ出来が悪いからな…」
「よく言うぜじいさんの仔じゃ一番出来が悪いくせに」
「バカヤローキセキ兄さんやジェニュ兄さんを悪く言うな」
「オヤジの事だ」
「はいはい…喧嘩しない…」

ピンポーン?

「あら、誰かしら?」
「オルへが帰ってきたんじゃないか?」

パカパカ…

「はぁーい、どなたかしら?」
『どうもぉ?日本中央競馬会の者です。』
「あらっJRAの方ですか」ガチャ
『どうも、奥さんお元気そうで…旦那さんと息子さんは?』
「下のはまだ厩舎で…どうぞ上がってください。」
『ステイさんお元気そうで今日は朗報です息子さんがやりましたよ』
「うむ当然の結果で」
『ハイいやぁ?接戦だったんですよぉ…相手が今年で引退って事もあって…』
「まぁそうでしょうなしかし三冠の偉業にはかないますまい」
『そうです最後には満場一致で決定しましたとりあえず、伝達の紙を…』
「何なに…」

オルフェーヴル号 殿

栄誉を讃え年度代放馬に選出されました。

日本中央競馬会
「…何ですか?この賞は…」
『今年はビービーガルダン号と接戦だったんですが…映えある三冠目に放馬って事で…』
「帰れーっ」

選出は間違いはないんでしょうがね…因みに兄ちゃんも優秀2歳牡馬父は特別賞優秀な一家です