スカウト?偽名馬会9?

「コイツ、スゲーなぁ」
「そうすっね三冠っすからね」
「ちげーよオイッ行くぞ」
「アマゾンさん、行くってどこに」
「決まってんだろ栗東だよっ」



「あのぉ…取材とか今はお断りしてて…」
「そんなんじゃねーよオルフェーヴルってやつに合わせろ」
「厩舎じゃタバコは…」
「オイッ俺たちゃ泣く子も黙る『KISHOUNAN』だぞっ」
「ヒィ?っ」
「ケッ人間の分際で…」
「さて、どこかな…」
「オルフェーヴルさん…どこですか…」
「オッウララっそんな小さな声で呼んでも聞こえるかっ」
「それに『さん』付けって…俺達より年下なんだから…」
「いえ…三冠って…凄いですから…」
「ビビってんじゃねーよおっアイツじゃねーか」



「オイッオルフェーヴルか」
「何すかアンタら」
「ガキのクセになめた口ききやがって」
「待てよレグルスウチらは『KISHOUNAN』聞いたことはあるだろ」
「あ?…そんなチームあるって聞いた事は…で、何の用?」
「オイッアマゾン姐さんになんて口を」
「良いんだよレグルス、ちょっと黙ってなお前…ウチに入らないか」
「え」
「お前のデビュー戦と菊花賞見せてもらったぜなかなか見所あるヤツだと思ってな」
「あ?…アレっすか屋根が生意気だからやっただけっすよ」
「その根性が気に入ったんだよ今すぐとはいかないだろうが…どうだい?お前ならすぐにウチの幹部だ」
「はぁ…」
「考えてみろ名馬会なんて入ったところで三冠カールハゲに二冠馬にされた挙句、下っ端で終わっちまうぞ」
「そうすっね?…良いかも知れないっすね」
「おうじゃあ考えておいてくれよな」
「あ姉御」
「変な呼び方すんなよ」
「それなら、ついでにお願いしてイイっすか…」
「あ?…何だよ」
「オレの兄弟にフェイトフルウォーってヤツが居るんっすけど…そいつも、なかなかヤルっすよ」
「ふ?ん…じゃあ何だそいつも仲間に加えろと…」
「そうっス」
「そうか…よし次は美浦に行くぞ」
「がぶっがぶっ」

大丈夫かステイゴールド産駒…