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2010/11/06 09:58

迷子のグー【夜の森:前編】

大好きなお兄ちゃんを追って飛び出したグー。

必死に追いかけるあまり、テレテが逆セーフティリードとなってしまいました。


グースカ
「ぅえ?ん(;_;)」

いつもなら眠っている時間、暗い夜の道をグーは泣きながら歩いていました。

ワォ?ン!

グースカ
「ひっ!(≧ヘ≦)」

いつの間にか森に迷い込んでしまったようです。
野犬の遠吠えに、グーは思わず悲鳴をあげてしまいました。

グースカ
「怖いよ?、おにぃちゃあんん?(;_;)」

泣けど叫べど、テレテが探しにくる気配はありません。

恐怖のあまり、訳も分からずどんどん森の奥へと進むグー。

ガサガサ…

茂みから何かが動く音がしました。

グースカ
「…ぅ(≧ヘ≦)」

ガサガサ…
ぬぅっ…

茂みから光る目と、鋭い牙を覗かせながら、巨大な蛇がのっそりと顔を出しました。

グースカ
「いぃやぁああ?!(≧ヘ≦)」

グーは悲鳴を上げ、闇雲に走り出しました。

ダダダダ…

グースカ
「いっ、行き止まりぃ(;_;)」

張り出した崖に逃げ場を失い、グーはそれ以上逃げる事ができなくなってしまいました。

ガサガサ…
ガサガサガサ…

ぬうっ…

蛇は爛々と目を光らせグーに歩み寄ります。
よく見ると、暗闇に四つの目が光っています。
知らない間に数が増えていたのです。

グースカ
「あわわわ…(°□°;)」

二匹のうちの一匹、小さい方の蛇が茂みを抜け、グーに近づきます。

驚いたことに、その蛇の胴は比較的短く、蛇行すらせずに真っ直ぐに近寄ってきたのです。

グースカ
「ぎぃやぁあああ?!」

小さい蛇
「ギャーギャーうるせ?!(-△-#)」

大きい蛇
「マグ危ないってぇ(>_<)」

よく見ると、蛇のように見えたそれは、胴の長いネズミのような生き物でした。

マグ
「ウス!お前図体デカイのにびびってんじゃねぇよ!あ、あ危なくな、なんてねっねぇーし!(`o´;)」

マグと呼ばれた生き物が
、こわばった表情でウスという仲間に虚勢をはります。

ウス
「デカすぎるってぇ、そんな動物ほっとこうよぅp(´⌒`q)」

ウスはおどおどしながら、太った体を茂みに隠してブルブル震えています。

グースカ
「ね、ネズミ?」

マグ
「ちょ!何だこのやろう!ネズミとか馬鹿にしやがって!(;`皿´)」

グースカ
「いっ、イタチ?」

マグ
「おっしぃ!惜しいけど違う!」

グースカ
「ネコ?( ̄∀ ̄)」

マグ
「近い近い!けどハズレぇ?、正解は猫鼬っ!(`▽´)」

グースカ
「…ねこいたち?(´⌒`)」

マグ
「そう!俺は猫鼬(マングース)のマグってんだ!あっちのデブっちぃのがウス!」

マグは背筋をピンと立てて、少し偉そうにグーに歩みよりました。




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つづく

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