テレテとグースカ

テレテがまだ二歳の頃の話です。


テレテ
「うぉっし!明日から競走馬デビューだぜ!」

サッキ
「えらい張り切ってるやん(￣∀￣)」

テレテ
「そりゃそうだろ、やっと自分で稼げるんだぜ?一人前って事じゃんよ!」

サッキ
「グースカはどうするん?」

テレテ
「あいつはまだ生まれたばっかで、一人じゃなにも出来ないからな…」

サッキ
「連れてってあげたらええやん?」

テレテ
「そうもいかんだろ。これから俺たちが行くところは厳しい世界だぜ?グースカもここに残る方が幸せだって」

サッキ
「それはそうやろうけど、あの子アンタに懐いてるやろ?絶対寂しがるで(>_<) あ…」

トコトコ…

グースカ
「兄ィちゃん、姉ェちゃん、グーいま起きた!o(`▽´)o」

テレテ
「お、やっと起きたか!グー競争すっか?(b^ー°;)」

グースカ
「するするぅ!(≧∇≦)グー競争するぅ?!」


その日の晩…

テレテ
「サッキ急げ!夜の内に抜け出すぞ!」

サッキ
「…う、うん」


パカパカ…


テレテ
「ここまでくれば大丈夫かな」

サッキ
「お別れぐらいしてもよかったんちゃう?」

テレテ
「…」

パカパカ…


(ぃ…ちゃ…ああ…ん…)

テレテ
「(°□°;)!」

ドドドドド…

グースカ
「おにぃいちゃあぁあんん!(;∇;)」

テレテ
「うわっ!グーに気づかれた!サッキ!振り切るぞ!」

サッキ
「ちょ!テレ!待って!速すぎて追いつけな…」

ドドドドド!

グースカ
「うぇ?ん!おぅにぃちゃあんんん!」

サッキ
「抜かれたッ!(°□°;)」

ドドドドド…

テレテ
「ちぃっ!フルスピードっ!うおおぉおお!」

ダダダダダダ!

グースカ
「うぇええ?ん!(>_<)」
ダカッ!ダカッ!ダカッ!


テレテ
「何っ!鬼脚すぎる!(°□°;)」

びゅんっ!

テレテ
「抜かれたッ!(゜∀゜;ノ)ノ」


グースカ
「うぇええええ…」

ダダダダダダダダ…
☆彡キラーン!


テレテ
「何処へー?(°□°;)」

こうしてテレテとグースカは、離ればなれになりました。

そして、その時の負い目からかテレテはグースカに逆らえなくなったのです。


完