大阪杯　予想

　Ｇ１馬６頭の豪華メンバーが揃った大阪杯。Ｇ１に格上げすればいいのではないかという個人的な意見は置いておいて、特にスピルバーグとキズナの初対戦には注目が集まるところ。日曜の予報はあいにくの雨。多くの方は嘆いているだろうが、私は違う。私はまるで河童のようにこの恵みとも言うべき雨に喜んでいる。理由を話そう。雨が降れば当然馬場が渋る。馬場が渋ればなかなか瞬発力が生きない。つまり前が残る。これは、先週の高松宮記念でも証明されている。今回人気の２頭は差し馬。雨は少なからず影響があるのは確か。ここで穴党の私の出番だ。人気２頭が危険となるこの雨は、まさに恵みの雨なのだ。キズナ、スピルバーグ推しの方には不快な文章かもしれないが、許してくれ。これも勝負の世界だ。

　ということで狙いは先行馬に絞る。先行するメンバーの中で一番信頼できるのは◎ロゴタイプ。皐月賞という同距離のＧ１を勝っていることが信頼を置ける大きな要因の一つ。重い馬場を苦にしないのも大きい。中山専用機と思われがちだが、私はこの阪神内回りの適性もあると考える。この馬の脚の特徴はパワーがあり瞬発力が高いが持続力が無い。つまり、急坂があり直線が短いコースこそがベストな舞台。当然、それは中山コースの特徴を端的に表しているのだが、これと合致するコースがもう１つ。阪神の内回りだ。中山に匹敵する急坂を持ち、直線は３５０ｍ程度と短い。この勝負、新適正を見抜いた私の勝ちだ。

　さすがに○キズナは外せないだろう。前走は長期休養明けで全く走れなくてもおかしくはない状況で、健在の鬼足を見せつけ３着。明け初戦としては十分な内容。今回は当然叩き２戦目で状態は上向いているだろうし、阪神コースは去年の優勝馬だけあって大得意。ただ、前述でも述べた通り雨が厳しい。

　非Ｇ１馬のなかでは▲エアソミュールがオススメ。最近、すっかり折り合いが付いており安定感抜群。前走で２２００ｍを克服したのは大きく、折り合いを考えれば走りやすいのは今回の２０００ｍだろう。デム−ロ騎手の手腕も推したいところ。

　以下、距離不安があるものの◎と同じく先行馬で重馬場巧者の△カレンブラックヒル、中山記念を牝馬ながら勝ったヌ−ヴォレコルトに先着したことのある△ラキシスと△ショウナンパンドラも印には是非入れておきたい。

　明日は、直線に入ってもなかなか差が縮まらず悲鳴が上がっている所で、私だけ大興奮の歓声をあげているだろう。

◎９ロゴタイプ
○７キズナ
▲４エアソミュール
△４カレンブラックヒル
△３ラキシス
△１０ショウナンパンドラ