皐月賞

◎ロサギガンティア…前走は昇級にも関わらず強い競馬をして勝利した実力は本物、Ｇ１も勝てる器を持っていると感じた。前走の内容も素晴らしく、出遅れたにも関わらず道中で徐々にポジションを上げつつ先行して押し切り、着差以上の強さを感じた。スプリングＳの勝ち馬は過去５年で３頭もの勝ち馬(２００９年アンライバルト、２０１１年オルフェーヴル、２０１３年ロゴタイプ)を輩出しており相性が良い。混戦模様を断ち切るのはこの馬しかいない。

○ワンアンドオンリー…最内枠と極端な枠に入り、騎乗横山典騎手と相まってなんとも不気味な存在。馬自体はラジオnikkei２歳Ｓの勝利、弥生賞メンバー中最速上がりの２着と急成長をとげている。ハ−ツクライ産駒特有の底知れないものを持っており皐月賞でも弥生賞以上のパフォーマンスを見せてくれそう。

▲アジアエクスプレス…メンバー唯一、Ｇ１経験がある馬。前走も後手後手に回ったが最後はしっかり伸びてきて２歳王者の面目は保ち今回は叩き２戦目。なんといってもこの馬の武器はダートもこなせるパワー、今の時計のかかる中山はこの馬にとって大きなアドバンテージになる。

△トゥザワールド…目下４連勝中で勢いのある馬。若駒Ｓからの弥生賞という王道ローテでしかもいずれも１番人気１着で好感は持てる。ただ、Ｇ１を勝ちきるには少し物足りない気もする。

△イスラボニータ…桜花賞馬のハープスター以外には負けておらず、自在性のある脚質が魅力。前走は休み明けにも関わらず勝利してさらに成長した印象を受けた。ただ、初の右回り、力のいる馬場と越えなければならない障壁が多いのも事実である。

△クラリティシチー…前走は外外を回される厳しい競馬だったが３着は死守した。中山２０００ｍは合っているので。

△キングズオブザサン…前走はかなり後方からとなったが追い込んできて５着、今の力のいる馬場は合うと思うので。

×トーセンスターダム…勝ち方は物足りないが無敗なのは競馬が上手だという証拠。ただ、大跳びのこの馬にとっては今の中山は大きなマイナス。ダービーが目標なのでここでの結果はあまり求めていないはず。