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2015/11/14 13:54

エリザベス女王杯 予想

 エリザベス女王杯のレース名の一部に使われている「王」とは絶対君主の意味を指す。全ての頂点に立ち意のままに人民を操れる反面、その独裁制ゆえに平民から恨み辛みを買うこともしばしば。特にルイ16世時代のフランスはそれが顕著で、平民から金を貪り尽くし、平民には何も還元されないというまさに独裁政治を貫いてきた。そして、ついに平民の怒りは頂点に達し、「革命」が勃発し、絶対君主であったはずの王は簡単に没落。今日の共和政が誕生した。何が言いたいのかというと王と言う称号があっても革命の波にさらされればあっという間にその称号は消滅してしまうのだ。
 今回のエリザベス女王杯に置き換えて話すなら昨年の女王・ラキシス、樫と秋華の二冠の女王・ヌ−ヴォレコルトでさえその地位は脅かされるということだ。

 そして、明日、フランス革命なみの大革命の風が吹き荒れる。その大革命のリーダーとなるのが◎ウインリバティだ。重賞勝利はおろか重賞挑戦も3歳時のチューリップ賞の一回だけ。まさに身分は最底辺だ。しかし、そんな者達が平等な地位を手に入れるのが革命というもの。革命において身分(実績)など関係は無い。特にこのエリザベス女王杯は2012年のピクシープリンセスが2013年にはラキシスが当時条件馬の身でそれぞれ馬券に絡んでおり革命が起こりやすいフィールドなのだ。
 そして、ウインリバティは革命を成功させる力を持っている。三連勝の勢いはまさに革命を起こすにはもってこい。何といっても前走のムーンライトHCを制したことに注目したい。急坂が待ち受ける阪神で逃げ切ることは、いくら展開的な優位があったからといってそう簡単にできる芸当ではない。特に非力な牝馬ならなおさらだ。それに、最後は2番手にいたレッドオリビアを最後は突き放している。あのメンバーの中では間違いなくトップの力だったことには異論はない。逃げ一辺倒のイメージが強いが、番手でも問題ない自在性はG1戦においては間違いなくプラス。これならリラヴァティが奇襲逃げしてきても問題はない。後は2200mの長丁場に加え、雨予報というタフな競馬が想定されるので、パワーとスタミナが売りのダンスインザダーク産駒なのは心強い材料だ。

 とはいっても革命は単騎では成功しないだろう。心強い仲間がいてこそ革命は成功するのだ。同じくムーンライトHCを戦った盟友、○タガノエトワールだ。こちらは秋華賞3着という大きなG1実績がある。G1の戦い方を熟知しているこの馬が参謀にピッタリだ。マイルの馬と勘違いされる節があるが、秋華賞3着があるようにその実態は中距離馬。馬体からもレースぶりからも中距離が強いことは間違いない。こちらも昇級馬の身。革命にはピッタリだ。

 もう一頭。革命の隠し玉をご用意。▲リメインサイレント。一時はスランプに陥ったが、西宮S勝利から覚醒。特に実績の無い関東圏で掲示板に載った前走の府中牝馬Sは驚くばかりだった。ホームグラウンドに戻った今回、さらなる上昇で革命に挑む。

 一方、迎え撃つ女王達はどうだ。まず△ヌ−ヴォレコルト。確かに実績、能力、勢い共に申し分ないが、馬込みにぶち込まないと伸びを欠く弱点があり、大外枠の今回は割引が妥当だろう。ただ、この時計のかかる馬場はプラスに働きそうだ。

 そして去年の女王△ラキシス。前々走はハイペースに巻き込まれた格好、前走は馬体重大幅減と敗因ははっきりしている。ただ、大阪杯勝利以降全盛期の力は感じられずこちらも割引が妥当だ。

 △フーラブライトを上位指名。6歳ながら、衰えを見せず、逆に年齢を活かした上品な競馬は見る者を魅了する。去年4着の実績のある舞台、馬場が渋り難しい競馬が予想されるので経験豊富なこの馬の老練さが光りそうだ。

 最後に△シャトープランシュ。前走は休み明け。関西戻りで叩き2戦目の今回は狙い目。不良馬場のローズS2着の実績ありで、渋った馬場は滅法得意だ。

 ◎11ウインリバティ
 ○5タガノエトワール
 ▲6リメインサイレント
 △18ヌ−ヴォレコルト 
 △10ラキシス
 △3フーラブライト
 △7シャトーブランシュ

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