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2015/10/24 15:20

菊花賞 予想

 菊花賞の予想は全レースの中で一番難しいかもしれない。というのも、全馬が3000mという長丁場は生涯初。不確定な距離適性を予想するにも限度と言うものがある。だとしたら、単純に一番強い馬を本命にすることという単純な作業が、この難解な菊花賞を解く上で一番の近道なのではないか。
 では、どの馬が一番強いのだろうか。単純に実績がある馬がイコール強い馬なのか。だとしたら皐月賞2着で2冠馬を退けたことがあるリアルスティールか、はたまたリアルスティールを神戸新聞杯で下したリアファルか、それともダービー2着の実績のあるサトノラーゼンなのか。答えはノー。そんな紙面を見れば誰でも分かるようなことが真実なら、誰だって競馬で簡単に儲けられ、みんながハッピーになる。しかし、現実はそうはいかない。勝者がいれば常に敗者が存在する。私は常に勝者を求める。だからこそ、私は紙面では決して見ることのできない真実を求め、常に高いステージで予想をすることを心掛けている。
 
 おっと、少し話がそれてしまった。では本題に戻そう。今回のメンバー構成はセントライト記念と神戸新聞杯を足したようなメンバーなので、この2レースをしっかり分析すれば事足りる、例年よりは予想難易度をさがる。さて、この菊花賞トライアルの2レースだが、2レースとも実に特殊なレースだった。セントライト記念のラップが12.6 - 11.6 - 12.2 - 12.3 - 12.4 - 12.6 - 12.5 - 12.6 - 11.9 - 11.5 - 11.6(36.4-35.0)、神戸新聞杯のラップが12.6 - 11.1 - 12.8 - 12.9 - 13.0 - 13.1 - 12.7 - 12.4 - 12.0 - 11.0 - 11.4 - 11.7(36.5-34.1)といずれも前傾ラップの極端なスロー戦。セントライト記念は2番手追走したキタサンブラックがそのまま押し切り、2着は逃げ粘ったミュゼエイリアン、神戸新聞杯はリアファルがそのまま逃げ切ったりと結果もそれに伴い極端。だとしたら、前記の3頭を筆頭にした両トライアル共先行して上位入選した馬は信頼に欠ける。つまり、強くはない。
 では、一体どの馬が強いのか。実は、そんな先行天国の両トライアルでも差し競馬で馬券に絡んだ馬が一頭ずつ存在する。両トライアルの3着馬、ジュンツバサとト−センバジル。この二頭はいわば強い2頭。ト−センバジルは残念ながら菊花賞回避。だとしたらもはや選択肢は一つ。
 ◎ジュンツバサ。厳密には中段からの競馬ではあったが、1、2、4着馬の通過順が2、1、3番手と、ほぼ通過順がそのまま着順となった完全なる前残りレースを一頭だけ7−6−6−8という通過順で3着に突っ込んできたのは、この馬の異質性、能力の違いが分かってくるはずだ。それもコーナーワークで若干の遅れを取りながら、ラスト50mでひと伸び見せ馬券に絡んでくるあたり、距離が足りなかった印象を感じずにはいられない。父ステイゴールドを加味すればゴールドシップのような最強ステイヤーである可能性が高い。特にラスト50mでの伸びというのが重要で、これは去年の菊花賞馬であるトーホウジャッカルが神戸新聞杯で見せた伸び方と瓜二つ。
 しかし、こうも考えられる。トライアルはあくまで本番に向けての試走。春の実績馬が仕上げてこなかったから3着に押しだされただけなのでは。残念ながら答えはノー。この馬自身もまた休み明けだったからだ。春競馬が終わった後に、夏競馬を使わず即座に放牧、そして、秋のトライアルに臨む過程まさに春の実績馬のような、その時点では賞金が足りないのに、まるで菊花賞出走が分かっていたかのようなローテーション。陣営がいかにこの馬に期待しているかがわかる。とにもかくにも試走でこれだけのパフォーマンスが出せるのだ。能力が違う、圧倒的な強さがあることに間違いなさそうだ。

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