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2015/09/20 01:16

ローズS 予想

 各地で続々と始まったトライアル競争。秋の到来を感じさせるこの出来事に、私の興奮はとどまるところを知らない。しかし、あくまでトライアルであり、本番とは性質が違うということをここで口を酸っぱくして言っておこう。そう、このレースはあくまでトライアル……。
 一体、こいつは何が言いたいのかと疑問に思う人もいるかもしれない。確かにこのレースの参考レースとして真っ先に思い描くのは、オークスや桜花賞というG1競争。つまり本番である。レースレベルや陣営の本気度を加味すれば本番であるG1レースを参考にするのは、至極当然のこと。しかし、私は異端の星の王子様。このレースはあくまでトライアルということで、過去行われたトライアルレースの結果と内容を重視したい。
 ここで大事なのは、どのトライアルレースを参考にするべきか。3歳牝馬戦において組まれている、格式高いグレードレースのトライアルはフローラS、フィレーズレビュー、チューリップ賞の三レースである。今年のトライアル戦の一番の特徴は、ズバリメンバーが偏っていたことだ。はっきり言おう。この三レースの中で言えばチューリップ賞以外は低レベルである。
 まず、フローラS。勝ったシングウィズジョイ、2着のディアマイダ―リンは本番のオークスで17着、11着。さらに人気も9番人気、11番人気とかなりの低評価。過去のフローラSの勝ち馬である2012年のミッドサマーフェア、2013年のデニムアンドルビーが一番人気に推された背景を考えれば、今年はいかにレベルが低かったか分かる。フィレーズレビューは一着のクイーンズリンクこそ桜花賞4着と善戦したが、2着のぺルフィカは桜花賞13着、オークス14着とやはりひいき目で見てもレベルが高いとは言えない。対し、チューリップ賞組は3着のレッツゴードンキが桜花賞を制し、2着のアンドリエッテは桜花賞6着、オークス5着と善戦。惨敗したクルミナルに至っては桜花賞2着、オークス3着と大健闘し一躍春のブレイク馬へと成長を遂げた。どうやら、チューリップ賞こそがこのローズSの参考レースとしてふさわしいようだ。
 さて、チューリップ賞の結果を見てみよう。1着ココロノアイ、2着アンドリエッテ、3着レッツゴードンキ。おっと2着馬と3着馬がそのまま出走しているではないか。偶然にも。これは、ひょっとすると神様が与えてくれたヒントではなかろうか。では、それにあやかり私の予想の上位二頭はレッツゴードンキアンドリエッテで決まりだ。
 
 どちらを本命にするかはなかなかに悩んだが、やはり素質が高い◎レッツゴードンキを本命としよう。当然、桜花賞馬という実績もあるのだが、あくまで参考にすべきレースはチューリップ賞のレース内容を評価した。
 この馬のチューリップ賞はおそらく陣営の理想とはかけ離れた競馬をしたはずだ。この馬の溢れんばかりの闘争心が逆手となり、抑えきれずにあろうことか逃げという戦法を取ってしまった。元来の先行馬なら有効な戦法であるが、この馬の過去の競馬を見れば差しタイプ。馬からしてみれば全く慣れない競馬だ。普通なら沈んでもおかしくないが、結果は粘りに粘り3着と好走。持っている素質だけで粘ったとしか言いようのない競馬だった。それも、1、2着の馬が共に差し追い込み馬なので、他の馬とは図抜けた競馬をしていたといっても過言ではない。
 オークスでの大敗が気になるところだが、これは参考外と割り切ったほうが賢い。というのも、この馬のオークスの枠順は一枠一番。一番最初に入る枠なので、当然一番待つ枠と言うことになる。気性難なこの馬にとっては避けたい枠。それも、クルミナルがゲート入りを拒みトラブルで、彼女のストレスは最高潮。レースは彼女のかかり癖が爆発。まともにレースができずに終わった。それも、その元凶のクルミナルが3着に好走すると言う全く難儀なレースであった。距離も幾分長かったようで、それは陣営も認めるところ。その証拠に陣営は桜花賞を勝った後、NHKマイルカップ出走を示唆していたくらい。今回、放牧を通して陣営は「春よりも落ち着いている」と太鼓判。どうやら、オークスでの過ちは繰り返さないようだ。夏を通して精神的に成長できる馬は非常に好感が持て、このコメントで私の心はきまった。

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