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2015/08/30 10:13
新潟2歳S 予想
新潟2歳Sの勝ち馬、及び連帯馬を見れば、このレースに何が必要なのかが一目瞭然である。
2014年勝ち馬ミュゼスルタン、2013年勝ち馬ハープスター、2012年勝ち馬ザラストロ、2011年2着馬ジャスタウェイ。この面々を見れば分かるのではないか、どちらかというとレースぶりが上手い器用なタイプではなく、直線の末脚だけでひっくり返す破壊力タイプがこの新潟2歳Sにおいてマッチする。ただでさえその要素が多い直線が長い新潟外回り、それに加え馬場が荒れた閉幕週の一週前であるからして、当然の結果と言えば当然と言える。
今回の出走メンバーでいえば◎ヒプノティストの破壊力が群を抜いている。とにかく前走を評価した。というかキャリア2戦目なので前走しか評価しようがないのだが。レース質は新馬戦らしい12.9 - 25.2 - 37.8 - 50.8 - 63.8 - 76.9 - 88.5 - 99.7 - 111.4 (37.8-34.5)の超スローペース。馬場がやや重にも関わらずラスト3F全て11秒台の完全なる上がり勝負。ここまで来ればほとんどの確率で前が残ってしまう。それゆえ、今回出走する、前述の例をあげるのなら器用タイプであるタニセンビクトリーの完全なる勝ちパターン。しかし、ヒプノティストはやや重の1800m新馬戦にしては破格の33.7という超抜タイムを叩きだしタニセンビクトリーをあっさりかわしてしまった。この非凡なる破壊力は過去の勝ち馬以上かもしれない。
この時期難しいのは他馬との比較。ほとんどの馬が新馬上がりか未勝利上がりなので、「この馬とこの馬はどっちが強いんだろう」という案件が多数発生する。しかし、ヒプノティストは今回の出走メンバーでは最強クラスであることには異論はない。まず、今回上位人気に推されているルグランフリソン。ペース的にこの馬と互角、いやそれ以上の競馬をしたミネット。そのミネットに4馬身つけて完勝したビービーバーレル。そのビービーバーレルに影をも踏ませなかったタニセンビクトリー。そのタニセンビクトリーを簡単に差し切ったヒプノティスト。どうだ、ヒプノティストの強さがお分かりいただけただろう。
1200m戦ながら圧勝した○キャプテンペリーの破壊力も驚異的。新馬戦はまさに相手が違うと言わんばかりの大楽勝。この能力があれば多少距離が長くなった所で十分に通用しそう。タイムも優秀で、新潟得意な大野なら人気薄でも狙えるはずだ。
破壊力と言ったら▲ロードクエストは無視できない。大外枠、出遅れという不利な要素が重なった状況で、あの差し切りはまさに圧巻。まさに新潟2歳Sを勝つために生まれてきたような馬だが、この馬には苦手そうな窮屈な内枠、間隔が空いてしまったことが気がかりだ。
△トウショウドラフタは最強と謳われたトウショウの血が流れていると予感。新馬戦での抑えきれないばかりの手ごたえは、なにやら父を彷彿とさせる異次元の怪物を予感させるものだった。
△タニセンビクトリーは◎と接戦を演じた馬、印を打ちざるおえないだろう。前走の未勝利戦のまくってビービーバーレルを寄せ付けなかった競馬は驚異的で、戦法に幅を感じさせたよい一戦だった。
△マコトルーメンはここ2戦を見ていると明らかに距離不足。この馬は短距離馬では無くマイラーという線が私の中では濃厚だ。メンバー中唯一重賞を経験したのも良い。
泣いても笑っても8月最後の重賞レース。是非、破壊力抜群の的中を皆様に届けたい。
◎18ヒプノティスト
○8キャプテンペリー
▲2ロードクエスト
△10トウショウドラフタ
△1タニセンビクトリー
△7マコトルーメン