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2015/07/11 23:47

七夕賞 予想

 福島コースの中距離において意外と知られていない激走ポイントがある。それは、後方のインコース。普通の競馬場ならコーナー回った段階で早くも白旗をあげてしまう位置だが、こと福島コースにおいては必殺の位置取りと化す。
 それは福島という超小回りコースだからこそ、こういうイレギュラーが生まれるのだ。小回りを回り切れない器用さが足りない馬が福島コースをコーナリングする時、外によれてしまう。もしその馬が内にいるとすれば、外の馬は軒並み大外を回される大惨事になりかねない。そうなるとどうだろう。インコースががっぽり開いて一か八かでインをついた後続の馬にとってのヴィクトリーロードが生まれる。過去の福島中距離での人気薄は全てこのパターンで、ラジオニッケイ賞のケイアイチョウサン、去年の七夕賞のニューダイナスティ、去年の福島記念のフラアンジェリコ、そして土曜日の阿武隈Sケイアイチョウサン、全てインをついた追い込み馬だ。これを”福島の死角”と呼ぶ。というか今つけた。この馬達は他のレースでは目立った活躍をしておらず、まさにこのレースだけの激走。つまり、ここを通ればある程度力が無くとも勝負になるのである。もし、ここに実力がある馬が通ればいったいどんな力を見せてくれるのであろう。

 そんな夢と希望を乗せるのは◎アルフレード。すっかり追い込みが板についたこの馬にとって願ったりかなったりの1枠2番。確実にこの魔法のコースを通れる。2000mも前走の新潟大賞典で最速上がりを見せつけ3着と全く問題にしなかった。着実にG1馬の威厳を取り戻してきたと言っても過言ではない。鍵になる福島適正だが、福島コースと似た器用さが求められる中山、それもG1の舞台で勝っているのだがらむしろ歓迎。それが嫌われているのなら逆に狙い目だ。
 もう一つ。メンバー的にこの馬の末脚が生きると考える。今回の特徴はトウケイヘイローメイショウナルトという混ぜては危険そうな二頭の存在。鳴尾記念こそすんなりトウケイヘイローがハナを取り切ったが、去年メイショウナルトが圧倒的な逃走劇を見せた当舞台においてメイショウナルトは格段にテンが速くなる。そうなれば確実に先行争いが激化、さらには大逃げ野郎、江田照男も黙ってはいないだろう。超ハイペースも予想されるとなれば、マイル戦の激しいペースを経験し、実績も残しているアルフレードにとっては最高の展開になりそうだ。

 ○フラアンジェリコは実際にこのロードを通った実績がある。それも2枠4番、さらに福島大得意の田辺騎手を起用したのだからいかにも上手くいきそう。3か月開くローテも2着に激走した福島記念と同じ、明らかに不向きなマイル戦を2度も使ったこともこのレースを取りに行くためにあえて結果抜きでスピードに対応させたような印象を受ける。アルフレードよりも評価を落とした点は年齢による上積みが見込めない可能性が高い点だ。
 
 ▲トウケイヘイローの奇跡の復活を私はまだ諦めていない。さすがに前走は屈腱炎明けということもあり無理はあった。ただ、今回は叩き2戦目、状態面ではもう言い訳はできない。展開的にはきついかもしれないが、奇跡の一変を期待しても損はあるまい。

 △マイネルディーンも差し馬そして最内枠。”福島の死角”に合致しそうだ。この馬は福島巧者の一面をもち、福島民放杯では新潟大賞典の勝ち馬ダコールに小差。誇っていいだろう。

 △ステラウインドは3000m勝ったとはいえ、適性は2000m。前走は長かったかもしれない。2000m、夏競馬、ハイペース。何やら不気味にも条件はピタリ。怖い一頭だ。

 △クランモンタナは特殊な馬、この馬はもまれるとめちゃくちゃ弱いが、外からかぶせる競馬には滅法強い。8枠の成績は非常によく新潟記念をはじめ多くの実績をあげている。

◎2アルフレード
○4フラアンジェリコ
▲10トウケイヘイロー
△1マイネルディーン
△12ステラウインド
△15クランモンタナ

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