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2015/06/27 16:51

宝塚記念 予想

 人にはそれぞれ得意分野がある。
 勉強が得意な人、スポーツが得意な人、コミュニケーションに優れている人。
 今までパッとしなかった人が、得意分野で華開くのもまた人間の面白いところだ。
 それは、馬も同じ。
 ダートが得意な馬、芝が得意な馬、短距離が得意な馬、長距離が得意な馬。馬によってこのような個性があるからこそ、競馬は面白いのである。
 まさに、みんな違ってみんないいのである。

 ◎カレンミロティックの得意分野はまさにこの阪神2200mである宝塚記念という舞台。
 まず、グランプリという舞台。これが、この馬にとって非常に良い。グランプリである有馬記念で実績を残した馬は宝塚記念で活躍する馬も多く、また前年の宝塚記念で実績を残した馬がリピーターとして再度好走する場合は枚挙としてある。ゴールドシップグラスワンダーが例に挙げられる。有馬記念しかり宝塚記念しかり、急坂があり直線が短くまさにパワーが求められる舞台。スピードにワンパンチ欠けるがパワーは超一級の両頭にはうってつけの舞台だったのだ。
 同様のことがカレンミロティックにも言える。一昨年満を持して挑んだ初G1がいきなり有馬記念。これだけでも分が悪いのは明らかだが、展開的にも最悪だった。積極的に番手追走する中、過去最強クラスのオルフェーヴルの神捲りをもろに受けた。しかし、先行勢が大崩れする中、この馬だけが勝ち馬は別格としても二着馬から0.7秒差、6着にまとめ上げた秀逸な内容。結局、これが伏線となり前年の宝塚記念でも二着に残せたのだ。
 その二着の成績を収めた前年より明らかに強化している。まず、二走前の阪神大賞典。勝負所でスズカディヴィアスにふたをされ、まともに追えてない中、最後の最後で猛追して4着。遠征帰りを考慮すればとてつもない内容。またしても、それが伏線となり蛯名騎手の神がかり的な騎乗も加わり3着と馬券内に潜り込んだ。それも、この馬にとって明らかに長い3200mでだ。これはとんでもなく強くなっている証拠だ。その強さを引き下げ得意舞台に戻るのだ。前走で好騎乗を見せた、蛯名騎手の継続、その蛯名騎手の「何の問題もない」という頼もしいコメントも加わり期待せずにはいられない。
 これだけでも十分に根拠があるのだが、もう一つ避けては通れないことを話さねばなるまい。”ゴールドシップ”という名をもつ馬の存在だ。この馬は競馬ファンなら周知の通り、”頭あって紐あらず”。印的にも◎が無印か極端な印を打つ必要がある。当然、◎はカレンミロティックなので自動的に無印となる。このゴールドシップの存在がカレンミロティックをより一層引き立てる。ゴールドシップがいる場合のカレンミロティックは[0.1.1.2]で、馬券外の二走は先ほど挙げた阪神大賞典と有馬記念のわけありレースで好相性。
 理由はゴールドシップという馬の特徴を端的に示している。この馬の最大の特徴は絶望的な行き脚の無さ。ゆったりと流れる長距離戦ならともかく中距離戦なら尚のこと。この馬が出るレースはこの馬が人気になるので、他馬は極力ゴールドシップマークの戦略を取る。そうなれば必然的にスローペースとなり、スローからの瞬発力を活かすこの馬にとっては願ったりかなったりの展開になるというわけだ。その行き脚の無さは年々増している印象で、中距離だとajccのようにレースに参加できないのではないかという心配があり、そのajccのように前残りになればより一層カレンミロティックの魅力が引き出そうなので、ゴールドシップの存在もまた選定理由の一つだ。また、内枠なのもその先行力が活きやすい展開となるのではないか。

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