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2015/06/05 15:15

鳴尾記念 予想

 「トウカイテイオー奇跡の復活」。このフレーズは誰もが耳にしたことのある有名なセリフだ。度重なる故障で長期戦線離脱を余儀なくされたトウカイテイオー、復帰戦となった1993年の有馬記念。1992年の有馬記念以来となるそのブランクは実に丸一年。当時の技術を考えれば、無理だと言うことは容易に想像できただろう。誰もが「終わった」。そう思っていたが、ファンの目の前で奇跡が起こった。当時の絶対王者ビワハヤヒデを差し切り、まさかの優勝。まさに奇跡の復活である。トウカイテイオーは我々に何を伝えたかったのか。

 その復活劇からはや20年以上が経った。その事実は徐々にファンの脳裏から離れていった。しかし、この事実は20年以上の歳月を経て再び掘り起こされることとなる。
 奇跡の復活◎トウケイヘイロー。どう考えてもその馬名は嫌でもトウカイテイオーを彷彿とされる。これは決して偶然などではなかった。トウカイテイオーのあの復活劇は、名前が瓜二つであるトウケイヘイローの明日の復活劇を示していたのだ。まさに、20年越しの伏線回収と言ったところだ。今のトウケイヘイローはあの時のトウカイテイオーと全く同じ。札幌記念を惨敗したのち、故障。ほぼ一年ぶりの実戦。トウカイテイオーだからこそ復活したのであって、他の馬に復活は不可能と揶揄する人はいるかもしれない。しかし、残念ながらあれから20年以上もの歳月が経った。あの時より、技術は格段に上がっている。アドマイヤデウスしかり、ウインバリアシオンしかり、故障を経験しても復活できる時代になった今、トウケイヘイローの復活は約束されたようなものだ。
 これだけでは、あまりにも願望的すぎるので、具体的な話もしておこう。まずメンバー構成が恵まれた。G3にしては異例の11頭立ての超少頭数。逃げ馬のこの馬にとってはとんでもなくやりやすい。同型のメイショウナルトが気になるが、ペースが早くなろうと問題はない。12.2 - 23.2 - 34.9 - 46.7 - 58.8 - 70.9 - 82.9 - 94.9 - 106.5 - 118.6(34.9-35.7)。このラップはこの馬が逃げ切った函館記念のラップ。前半58秒台の前傾ラップで、普通の逃げ馬ならバテるラップ。しかし、この馬はバテることなく悠々自適に逃げ切った。これを見るに、自らハイペを演出させて、後続馬をバテさせるサイレンススズカタイプの逃げ馬。なので、メイショウナルトがいくらつっかかろうと問題はない。それにこの馬の持ち味はパワーと瞬発力。両方が求められる阪神内回りの鳴尾記念はベストな舞台。それは、一昨年の優勝で証明されている。

 一昨年の優勝馬がトウケイヘイローなら去年の優勝馬は○エアソミュール。この馬はどんどん弱点が無くなっている。2000m以上をこなせなかった従来のかかり癖はほぼ改善され、懸念された馬場も前走の不良馬場の大阪杯で3着と、完全に克服した。今回は、何の心配もいらない大得意の阪神2000mの舞台。大一番に向けてここは落とせない一戦だ。
 
 ▲レッドデイヴィスは徐々に復調気配。前走もあわや3着という大健闘。前走よりレースレベルが落ちるのでさらに上の着順が狙えそうだ。

 あともう一頭、△アズマシャトルを。個人的にはこの馬はこんなものじゃないと思っている。阪神2000mはダービー馬の2着がある得意舞台なので。

 明日は、20年越しの現代版に復刻されたあの奇跡の復活に、共に涙を流そうではないか。

◎5トウケイヘイロー
○3エアソミュール
▲4レッドデイヴィス
△2アズマシャトル

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