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2015/05/22 14:30

平安S 予想

 競馬は数字がモノを言う。ラップ、タイム、勝率、複勝率、馬券内率に至るまで全てにおいて数字で求められることができる。ネットが普及してきた最近では、さらにこれが顕著で、どこからでも「〜の回収率は◯%」なんて言葉が当たり前のように聞こえてくる。かくいう私も数字を非常に愛用しており、まさに現代競馬の予想において欠かせないツールの一つであることは間違いない。
 しかし、時に数字は何の意味も持たないツールに変貌するときがある。数字にこだわるのもいいが、レースを今一度じっくり観て視覚的に予想するのも必要なスキルである。
 (36.3-37.4)、(36.2-36.7)。これは前者が今年のアンタレスSのラップで後者が去年のみやこSのラップ。一見するとあまり変わりのないようなレース展開に見えるが、実際のレース展開は真逆であった。まず、前者のアンタレスSだが、これは控えると思ったアジアエクスプレスがまさかの逃げの手を打ち、人気薄のクリノスターオーだけがアジアをマークするだけで、他馬は積極的に行かなかった。結局、典型的な前残りレースとなった。一方、後者のみやこSは真逆で積極策を取るであろう一番人気のクリノスターオーの包囲網が生まれ、前に馬が密集する差し有利の展開であった。このように、ラップを見ただけでは計れないレースが存在するのだ。
 そして、今回。前述の二つのレースの出走馬が軒を連ねる今回のレース。一体、どちらの展開になるのかというと、ズバリ後者のみやこS。理由は、アンタレスSにあり。このレースの上位三頭がそのまま今回も参戦しており、なにやらアンタレスSと同じような着順になりそうだ。と、まあこれが一般的な見解。だが、競馬はそんなに甘くない。勝ったクリノスターオーは人気出る立場、アジアエクスプレスが逃げるとしても奇襲ではなく想定通りの逃げとなってしまう今回。他の馬が黙っているはずがない。メンバー的にもエノラブエナや、ダノンバトゥーラといった先行策に自信のあるメンバー構成的にアンタレス上位2頭の包囲網が作られるはず。となればアンタレスSの結果通りには行きそうもない。

 本命は◎ナムラビクター。想定される展開である、みやこSの3着馬。しかも、唯一先行勢で残ったのだから大したもの。みやこSで勝ったインカンテーションも出走するが、あちらは休み明け。こちらは、叩き2戦目で力が一番出せるローテーションなので、こちらをとった。
 前走は3着と負けはしたが、レース内容的には相当強く、さすがはG12着馬という感じだった。スタートは痛恨の出遅れ。道中のポジション取りで相当足を使ったのにもかかわらず、最後まで足を伸ばして3着。相当強い内容だった。今回はその時と同じMデムーロ騎手。同じ過ちを二度繰り返すような、残念な騎手ではないことを信じている。デムーロの執念を見たい。京都適正が疑問視されているが、先ほどいった通りみやこSは唯一先行勢で残り3着。問題はない。

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