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2015/05/17 20:44

ヴィクトリアマイル 回顧

 私はこの日の為に一生懸命予想し、記事を書いていたと言っても過言ではない。本命馬の1着。それもG1で。しかも、ほぼ展開通り。こんな嬉しいことがあるだろうか。堅いレースで当てれず、荒れるレースで当てる私らしい結果といえばその通りだ。
 気分がかつてないほど高揚している。今の私が回顧を書かずして誰が書くと言うのだ。
 
 さて、この私に勝利をもたらしたヴィクトリアマイルの展開やいかに。12.1-11.0-11.2-11.2-11.4-11.2-11.6-12.2。それで、前半3F通過タイムが34.3、1000m通過タイムが56.9。まさに、昨日私が言った通り最近のぬるま湯に浸かった展開に喝を入れるかのようなスパイシーな展開。ミナレットの大逃げで実質ケイアイエレガントの1000m通過58秒フラットくらいの逃げとなった。それでも最近のスローペースの傾向に比べれば早いほうで、やはりハイペース対応が鍵となった。

 このペースを演出したのはやはりこの男だった。現代競馬の活きる伝説、江田照男。強引にハナを奪った。大逃げだ。それも1000m通過56秒台という暴走ペース。「ついて来れるもんならついてきてみろ」、と言わんばかりの大逃げだった。他の馬はついていかなかった。いや、ついていけなかった。なんせ、大穴馬の玉砕逃げ。ついていって自滅するのはごめんだ。そして、そこからはパートナーが凄かった。ミナレット。今日の主役はおそらくこの馬だろう。正直、ここまでポテンシャルを秘めている馬だとは思わなかった。展開向いただけと嘲笑う人がいたら私は怒りたい。あの走りは決してフロックではない。はっきり言って強かった。3着という結果は堂々と誇ってよい。正直、あんな常識外れのペースで飛ばしていったら常識的に沈む。ただ、沈まなかった。この自分で演出した超ハイペースを耐久しきり3着までに粘り込み、3連単2000万超の超高配当を演出して見せた。おそらく、ハイペース耐久能力は現役牝馬の逃げ馬の中でトップクラスだ。是非、そんな条件がまたあれば是非狙いたい。とにかく感動した。おめでとうミナレット、おめでとう江田照男、おめでとうミルファーム。

 ただ、残念ながらそれを力でねじ伏せたのは我が大本命馬、ストレイトガールだ。やはり、ここで短距離戦線を戦いぬいてきた経験が生きた。道中の対応力は群を抜いていた。中距離志向の馬が苦しむ中、自分の庭のように軽やかに走り、力を溜め、直線では弾丸のようなスピードで一気に先行勢を交わし切った。戸崎騎手の騎乗も馬の力を出し切る完璧な騎乗だった。結局、ハイペース戦での耐久力が物を言ったレースだった。この馬が短距離戦線のG1ではなくマイルのG1で悲願のG1制覇するのは、まさに競馬は小説より奇なりと言った感じで面白い。おそらく年齢的にも今年で最後になるだろうから、スプリンターズとマイルCSを両取りして満を持して香港でリベンジという夢が見えてきた。

 2着のケイアイエレガントは実質平均ちょいはやペースの単騎逃げが功を奏したのかなと印象。この馬は自分の形を貫けば驚異の粘り越しを見せることが改めて示されたレース。イメージ的には劣化ヴィルシーナと言った感じ。それと長い脚を使えるので東京は大いに向くと言うことが分かった。この馬もまだまだ息が長い活躍ができそうだ。

 1番人気のヌ−ヴォレコルトは6着。マイルでスピードを活かすタイプではなく、1800m〜2400mの総合力を活かす総合力タイプだとはっきり分かった一戦だった。マイル戦のペースでは全く足がたまらなかった。それでも、一応32秒台の鬼脚を使ったディアデラマドレを封じているので、そこまで悲観する内容ではない。条件が好転する宝塚記念では引き続き狙える馬。ただ、どんなレースでもどんな条件でも馬券内は確保していただけに、今回の敗戦は少しがっかりだった。とりあえずマイルで狙う馬ではないということがはっきり分かった。

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    2015/05/17 22:33 ブロック