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2015/05/15 18:36

京王杯SC 予想

 カオスモスの除外。それは我々にとって落胆とショックを与えるものだった。といっても私だけかもしれないが。
 というのもこの京王杯SCが行われる東京1400mというコースは特殊で左回り適正と先行力さえあれば実力が伴われなくても勝てるのだ。最近はそれが顕著で、去年このレースを勝ったレッドスパーダやこの舞台で行われる2歳重賞である京王杯2歳Sを勝ったセカンドテーブルがその最たる例。この2頭の戦績を見れば明らかだ。
 ではなぜこのようなことが起こるのか。それは、東京1400mというコース体系があらわしている。東京1400mはその大半がコーナーというまさに器用さが求められるコースで、不器用に直線だけで一閃するようないわゆる強い馬と呼ばれるスピード能力が高い馬よりもコーナーワークを器用にできる高い左回り適正を持っている馬の好走率が高いというわけだ。
 だからこそ、器用さと先行力を併せ持つカオスモスを狙っていたのだが、残念ながら除外。除外になっては仕方がない。カオスモスにとって代わる馬を探すしかない。

 一頭だけいた。◎タガノブルグという馬をご存じだろうか。知らない人のためにサクッと説明すると、2014年度の3歳マイル路線をタガノグランパとともに席巻したタガノコンビの片割れで、この馬を全国区に知らしめたのは2014年のNHKマイル。17番人気という立場でスターホースであるミッキーアイルを猛追したのは記憶に新しい。そのレースは今回と同じ東京で、左回り適正はべらぼうに高い。それに、マイル戦で脚が鈍るところを見ると、距離も1400mがベストである。つまり、この東京1400mはベストな舞台だ。
 二つ目の先行力が問題だ。タガノブルグとは本来後方から末脚を生かすタイプだ。まさに先行力とは対極に位置する。早くも抗議の電話が殺到しそうだが、それは私の説明を聞き終わるまで待ってほしい。
 前走の読売マイラーズCの内容がひっかっかた。行きたがるそぶりを見せながら騎手が強引に我慢させ道中最後方から直線で脚を図るだけという意味深な内容。脚自体は上がり3F32.9と、勝ったレッドアリオンと変わらず悪くはない。陣営は何かをたくらんでいる。私はそう感じた。
 そして、今回の鞍上を見て私の憶測は確信へと変わった。大野騎手への乗り替わり。実は、この大野騎手とタガノブルグのコンビ一度あった。京成杯AH。その時にこのコンビがとった戦法はというと。”逃げ”。これで私は確信した。この得意な舞台で奇襲ともとるべき逃げの手を打って大穴を開ける。この馬自体の逃げは悪くなかった。その京成杯AHで玉砕覚悟気味で逃げたのにもかかわらず、最後まで集中力を切らさずに勝ち馬と0.5秒差。前走の関屋記念で2秒差で負けているので大健闘の部類に入る。
 しかし、そんな簡単に逃げれるのかと疑問を持った人もいるだろう。確かにそうだ。逃げようと思っても逃げれないなどたくさんいる。だが、出走表を見てほしい。鈴をつける馬はおろか、先行馬さえまばら。実は簡単に奇襲できる舞台がすでに整っているのだ。
 最後に決定打を言おう。”究極の2F戦”。これが私がこのレースに対する見方だ。この馬が一番いいパフォーマンスを出したのは先ほどあげた2014年のNHKマイル。このレースのラップ推移は、12.0 - 11.0 - 11.6 - 12.0 - 11.8 - 11.3 - 11.5 - 12.0。6F目と7F目が急激に速くなった究極の2F戦。こういうレースは総合力よりも瞬発力が問われる。だからこそ、マイルが長いであろうタガノブルグが来れたのだ。
 今回は先ほども言った通り逃げ馬不在で先行馬もまばらで、有力馬のほとんどが差し馬。最近のスローペースの競馬に拍車がかかり、有力馬の仕掛けが遅れラスト2Fの勝負でこの馬が最も得意とするレース展開になるのではなかろうか。もし、そうなれば後続馬にチャンスなどない。やはり、すべてがタガノブルグに向いているとしか思えない。 

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