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2015/05/06 19:13

天皇賞春 回顧

 天皇賞春を外したのにもかかわらず、優雅にゴールデンウィークを満喫してた私の弱点である楽観的な性格のせいで、すっかり更新が遅れてしまった。申し訳ない。3日坊主では決してないことは分かってくれ。

 しかし、天皇賞春は私にとって漢方のようなものすごく苦い結果となってしまった。私の詰めの甘さというか、予想の甘さというものが出てしまった。こんな私が回顧というのはおこがましいので、反省文として見ていただければ幸いだ。

 まずはレース質を探るべくラップから。12.7 - 11.4 - 12.0 - 12.5 - 12.8 - 12.2 - 12.1 - 12.8 - 12.4 - 12.3 - 12.5 - 12.0 - 11.7 - 11.8 - 11.5 - 12.0。前半は3F通過タイム36.1、1000m通過タイム61.4とややゆったり、そして今レースの主役であるゴールドシップ横山典弘が動き残り5Fのラップが12.0 - 11.7 - 11.8 - 11.5 - 12.0と急激に速くなった5F戦の典型的な持久戦。と、ここまで全て当ブログで話してきたことだ。なぜ、展開を完璧に読み切って外してしまったのか自分自身でも理解に苦しむ。

 とにかく、このレースは最初から最後までゴールドシップ横山典弘の為のものだった。私のように、この馬の取捨選択を誤りここ数日間安らかな眠りにつけない人は少なくないはず。「なぜ、京都適正が無いと決め付けたのだろう。なぜ、高速馬場適性が無いと決め付けたのだろう。そう言えば、菊花賞だって勝っているではないか。過去2年だって展開が向かなかっただけではないのか」と、毎晩毎晩呪文のように自問自答している人も少なくないはず。私もその中の一人だ。いや、単勝2番人気に推されていた時点で少数派かもしれないが。今さら、くよくよ言っても仕方がない。2015年天皇賞春優勝馬ゴールドシップこれは紛れもない事実なのだから。
 結局この馬に適性など元々なかったというのが真相だった。全ては展開とやる気。前者は、自分自身で持久戦に持ちこみ、他の馬をバテさせ、ゴールドシップ劇場に染め上げるレースが得意だということた。過去のレースを見返せば簡単に分かったことだが、改めて強く痛感した。これは、次にも繋がる収穫が得られた。
 が、後者の方はどうしようもない。細かなラップ分析やタイム分析等々は意味をなさない。調教やパドックである程度は分かるかもしれないが、おそらく彼の本当の気持ちは誰にも分かることはないだろう。だからこそ、横山典騎手は「馬の機嫌を損ねないようにするのが最優先」と口を酸っぱくして言っていたのだろう。これではれてG16勝という名馬中の名馬に仲間入りしたのだが、こんな見ててハラハラするG16勝馬は後にも先にもこの馬だけだろう。

 鞍上の横山典弘、彼もまたやる気次第な面がある。そう言う意味では似た者同士が恐るべき科学融合をしたのかもしれにない。まさに、人馬一体というのはこのことかと思い知った。今回の横山典騎手の騎乗は一見すると「非常識」な騎乗。だが、馬もまた「非常識」。非常識と非常識が掛け合わさればそれが常識と化す。彼が行った騎乗はゴールドシップという馬を知り尽くした完璧な騎乗だった。道中は最後方。残り5Fから動く。それも、鞭を打ちながら。大胆、いや無謀な騎乗。これではバテる。大半の人がそう思った。しかし、彼は信じていた。相棒の無尽蔵スタミナと誰にも抜かさせないとする勝負根性。実った。その無謀とも言える策略が実ったのだ。

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  • ほおむあんさん

    天皇賞(春)は1枠に先行できる馬が入ると
    過去5年で3勝
    というデータからゴールドシップ本命にしましたが先行しなかったし、優勝した
    結果オーライ

    2015/05/06 19:46 ブロック