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2015/05/01 22:15

青葉賞 予想〜◎カカドゥ〜

 月曜日の回顧でちょろっと挙げた横山典騎手の「伏線騎乗」。早くも土曜日に実戦出来る日が来たようだ。実は、この日の為に「伏線」として、回顧であんな話題に触れたのだ。素晴らしき私の構成力。というのは冗談で、これには運命だと感じずにはいられない。
 今回の横山騎手の伏線騎乗のパートナーは◎カカドゥ。さっきから言っている伏線騎乗とはなんじゃらほいと疑問に感じている読者の為に今一度説明すると、「意図的」に最後方まで下げる横山典騎手の伝家の宝刀「ポツン」。彼の頭の良さは騎手の中でも随一。なので、バカみたいにやっているのではなく、あくまで「意図的」に行っている。その意図を探る前に、馬券ファンから忌み嫌われる「ポツン」だが、実は利点もある。二つあって、一つは良い意味でレースに参加しなくて済むことだ。もし、レースが道中でペースが上がりきってしまい、激しい消耗戦ならば、レースに参加した馬達は直線で余力が無くなる。すると、レース中全く消耗していない「ポツン」が急襲することもある。ただ、これはあくまで可能性の話で、スローペースが主流の現代競馬において「ポツン」が通用する場面は限りなく少ない。先週の福島牝馬Sのパワースポットのようになるのが関の山。
 では、本当の意図とはなんなのか。それは二つ目の利点と深く関わってくることになる。二つ目の利点、それは一つ目の利点とも関係あるのだが、レース中全くと言っていいほど消耗しないこと。道中ほとんど何もせず、直線だけちょっと足を使うだけの簡単なお仕事だ。それは、それは疲労はしないだろう。そして、次のレースで他馬よりも疲労を全く出さずに臨める。もう分かっただろう。「ポツン」とは次のレースに勝つための布石、そう「伏線」である。このパターンの最たる例はワンアンドオンリーの皐月賞とダービー。皐月賞でポツンをし伏線をまき、ダービーという大レースで勝利に導いた。これは、ワンアンドオンリーを管理する橋口調教師がダービーに人一倍執着があるという背景を推測するに、皐月賞を「捨てて」まで、ダービーを取りに来たということだ。これは、私の推測にすぎないが、辻褄は合っているのは確か。今回も同じ。ダービー出走と関連性があまりない500万を捨てて、ダービーの優先出走権が与えられ、大いにダービー出走と関係のある青葉賞を取りに来たのだ。
 しかし、この戦法を成功させるには馬の力が必要不可欠となるが、カカドゥには横山典騎手がこの戦法を発動させるだけの資質を私は感じる。まず、二走前の葉牡丹賞。ラップこそ平凡だが、この馬と着差無しのト−センバジルは、重賞馬が軒並み揃った弥生賞で、重賞未勝利ながら重賞馬達に割って入り5着に健闘。今回の青葉賞は重賞馬はゼロ。弥生賞よりもはるかに力関係が楽になっているので、この時点でカカドゥにはチャンスがありそうに見える。さらに、注目するのは問題の「伏線レース」である前走の水仙賞。ポツンを発動し、レースには参加していないのだが、ラスト3Fは秀逸すぎた。前半3F37.9、1000m通過タイム64.6の超超スローペース。にもかかわらず、勝ち馬と1秒近く速い33.5という破格の上がり3Fを計時し、勝ち馬と0.1秒差まで追い詰めて見せた。この脚は衝撃的で、伸びるほどに凄みを増す脚質は、直線が長い東京コースでさらに凄みを増すであろう。この脚があれば、もし私の予想に反しポツンをされても、容易に巻き返せるだろう。最後に、もう一つ水仙賞組は相性が良く、2年前に勝ったヒラボクディープがまさにこのレースから勝っているのだ。

 
 

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