スマートフォン版へ

マイページ

361件のひとこと日記があります。

<< 福島牝馬S 予想 ◎フィロパトール... ひとこと日記一覧 読売マイラーズC予想〜◎クラレント〜 後... >>

2015/04/25 17:41

読売マイラーズC 予想〜◎クラレント〜 前篇

 あんな辛い事は二度としたくない。誰しもそのような試練を一度は味わったことはあるだろう。しかし、その辛い経験は人を必ず強くする。一度とてつもない辛い経験をしてしまえば、次に襲ってきた試練が「あれ、こんなもんなんだ」なんて思い、あっさり乗り越えられる。
 
 前走の◎クラレントは、まさに二度と味わいたくないような試練に襲われていた。ハンデが58.5kgという、二番目に重かったエキストラエンドよりも1.5kgという、まさにいじめに近いような斤量を背負わされた。それに加え、この馬が苦手とする休み明け、右回りに加え、とどめのような大外枠への配置。jraは一体どこまでこの馬に試練を与えるのか、というくらいであった。だからこそ、6着という成績は立派。それも順風満帆な6着ではなく、クラリティシチーモーリスにふたをされながら、最後まで集中力を切らさず走り切ったのだから頭が上がらない。お供え物を献上したいくらいの感銘を受けた走りであった。このjraが与えた試練は間違いなく次につながる伏線だ。
 そして、今回のマイラーズC。またまたこの馬に試練が与えられた。苦手な右回りとこれでもかという大外枠という配置。並大抵の馬ならばすぐに白旗を挙げるだろう。ただ、ダービー卿CTという難攻不落の4つもの試練を体験してきた今のクラレントなら、2つの試練なんて可愛いものである。まず斤量が違う。前走58.5kgに対し今回は56kg、当馬はまるで羽が生えたような感覚に陥るだろう。
 もうちょい具体的な話をさせていただくと、大外枠は本当に試練なのだろうか。勿論、一番の外を走らされる大外枠、それも開幕週なら余計に嫌いだろうが、一昨年のこのレースで勝ったグランプリボスは大外枠ではないにしても8枠での勝利であった。ちょっと大外枠をナーバスに考え過ぎな面もあるかもしれない。実はこの馬はそのグランプリボスが優勝した一昨年のマイラーズCに出走しており、その時は内枠の絶好枠を引いたのだが、直線を意識して溜め過ぎてしまい、結果満足のいく結果には至らなかった。大外枠ならば小細工はせず、腹をくくって積極策に出てくれるはずだ。今回のペースとして想定されるのは弟のレッドアリオンによる前半3F35秒を切るか切らないかの平均くらいのペースが想定されるし、開幕週の馬場を考えれば、ある程度の位置をとらないと勝負にならないレース質を考えれば、積極策に出やすい大外枠はむしろプラスになるかもしれない。そういう意味では、積極策が得意な幸騎手のスイッチは非常にうれしい。

 対抗には先ほどちょろっとあげた弟の○レッドアリオン。兄の背中を見て弟は強くなるということで対抗にした。というのは半分冗談で、この馬の最近のスタイルが私の心を動かした。差し馬のイメージが強かったが、最近は先行脚質に変更して安定した成績を収めるようになった。この先行力は前が止まらない開幕週の馬場を考えれば、非常に合う。それは去年のマイラーズCでも証明されていて、逃げの手を打って4着と善戦した。しかも、このレースはとてつもないレコードが出た特殊なレースで、前半3F34.9と緩みの無いペースから後半3Fが33.6というとてつもないラップを刻んだレースで、さすがにこの馬には限度があった。今回はさすがにそこまでのスピード決着にはならないだろうし、去年の1着のワールドエースは不在で、2着のフィエロは遠征開けで年明け初戦、3着のエキストラエンドは今年4戦目と使い過ぎと、両者ともローテに不安が残る。だとしたら、去年4着だったこの馬が付け入る隙も十二分にある。ただ、先行馬としては致命的な出遅れ癖を隠し持っているのは不安材料だ。
 
 

お気に入り一括登録
  • クラレント
  • エキストラエンド
  • クラリティシチー
  • モーリス
  • グランプリボス
  • レッドアリオン
  • スタイル
  • ワールドエース
  • フィエロ

いいね! ファイト!

  • ようこさんがいいね!と言っています。

    2015/04/25 17:44 ブロック