10件のひとこと日記があります。
2016/12/28 20:30
有馬記念について
先日の有馬記念では沢山の応援を有難うございました。また,馬券を買って応援して頂いた方には大変申し訳ございません。私も佐々木オーナーも沢山馬券を買っていたので皆さんのお気持ちは痛い程わかります。
有馬記念についての見解をというメッセージを沢山頂戴しましたので私なりの見解を述べたいと思います。レース後からレース映像はパトロールを含めて何度も確認しました。パドックも返し馬も問題なかったし,スタートも悪くないし,道中のポジションも後ろ目ではるものの枠順を考えたら想定内。3角からの捲りも悪くはなかったと思ったし,あの瞬間だけ見たら「勝てるかも」と思いました。では,なぜ勝てなかったのかを探る為にレースのラップや他の馬の動向などを調べたら敗因が見えてきました。それは,ルメール騎手が捲ったタイミングとシュミノー騎手の援護射撃がかなり大きかったですね。ルメールが捲っていったのは道中のラップが12〜13秒台の時で,福永騎手が捲っていった時は11秒台のラップに推移してからでした。よりスタミナをロスした上に結果として先頭に追い付けなかったので,その時点で勝ち目はありませんでした。後はシュミノーの援護というのは,パトロールをよくご覧になって頂くとわかるのですがルメールがキタサンをマークした後に一度ペースを緩め,その隙にシュミノーがキタサンをつついているんですね。その際に何度も後ろを振り返り,ルメールのポジションを邪魔しないように乗っていました。このことは絶対に表には出てこない話ですが,同厩の同馬主,同じフランス人騎手という関係からくるチームプレーだったと思います。後はやはり有馬記念は内枠有利ですね。コーナー6回で終始外々を周らせられていればさすがにきつかったと思います。それとプラス体重だったことですかね…。
私としては福永騎手の捲るタイミングをミスだとは思っていませんし,騎乗自体は問題なかったと思います。レースには流れがあるので,捲るタイミングに関しては騎手の判断ですし,それは絶対に責められません。
今年はシュヴァルグランが阪神大賞典を圧勝してくれて,この時期まで良い夢を見させてもらいました。今後はひとまず放牧して疲れを癒してもらいます。復帰は阪神大賞典になるかと思います。春の天皇賞が大目標になるでしょうね。
来年も今年以上の応援を宜しくお願いいたします。