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2021/05/31 20:11
過去の思い出 2000年 第50回 安田記念
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第50回安田記念(G1)
2000年6月4日 3回東京6日目 4歳以上オープン (国際)(指)(定量)
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 単勝 | 人 気 |
馬体重 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 12 | フェアリーキングプローン | セ6 | 58 | フラッド | 1:33.9 | 39.9 | 10 | 502(0) | [外] アラン | |
2 | 5 | 10 | ディクタット | 牡6 | 58 | オドノヒ | 1:34.1 | 1.1/4 | 8.8 | 6 | 490(0) | [外] ビン・ス |
3 | 5 | 9 | キングヘイロー | 牡6 | 58 | 福永祐一 | 1:34.1 | クビ | 7.7 | 3 | 490(0) | [西] 坂口正大 |
4 | 3 | 6 | スティンガー | 牝5 | 56 | 田中勝春 | 1:34.2 | 3/4 | 4.5 | 1 | 464(+4) | [東] 藤沢和雄 |
5 | 7 | 15 | トロットスター | 牡5 | 58 | 横山賀一 | 1:34.3 | クビ | 325.4 | 18 | 442(0) | [東] 中野栄治 |
6 | 8 | 17 | エイシンルバーン | 牡5 | 58 | 秋山真一 | 1:34.5 | 1.1/2 | 71.2 | 13 | 516(-8) | [西] 坂口正則 |
7 | 2 | 3 | フサイチエアデール | 牝5 | 56 | 和田竜二 | 1:34.6 | 1/2 | 23.1 | 9 | 440(-8) | [西] 松田国英 |
8 | 1 | 2 | アドマイヤカイザー | 牡5 | 58 | 武豊 | 1:34.6 | クビ | 8.1 | 5 | 446(+8) | [西] 橋田満 |
9 | 4 | 8 | ブラックホーク | 牡7 | 58 | 横山典弘 | 1:34.6 | アタマ | 4.9 | 2 | 522(-4) | [東] 国枝栄 |
10 | 3 | 5 | シンボリインディ | 牡5 | 58 | 蛯名正義 | 1:34.6 | ハナ | 8.0 | 4 | 460(0) | [東] 藤沢和雄 |
11 | 6 | 11 | オースミジェット | 牡7 | 58 | 四位洋文 | 1:34.7 | 3/4 | 187.2 | 17 | 526(-5) | [西] 白井寿昭 |
12 | 7 | 13 | ウメノファイバー | 牝5 | 56 | 後藤浩輝 | 1:34.7 | ハナ | 10.1 | 8 | 440(-6) | [東] 相沢郁 |
13 | 8 | 16 | イーグルカフェ | 牡4 | 54 | 岡部幸雄 | 1:34.8 | クビ | 9.8 | 7 | 462(+2) | [東] 小島太 |
14 | 7 | 14 | レッドチリペッパー | 牝5 | 56 | 藤田伸二 | 1:34.9 | 1/2 | 46.7 | 11 | 482(+2) | [西] 松田博資 |
15 | 8 | 18 | マイネルマックス | 牡7 | 58 | 勝浦正樹 | 1:35.0 | 1/2 | 65.2 | 12 | 502(-8) | [西] 中村均 |
16 | 4 | 7 | ロサード | 牡5 | 58 | 高橋亮 | 1:35.1 | 1/2 | 145.6 | 15 | 422(-4) | [西] 橋口弘次 |
17 | 1 | 1 | ダイワカーリアン | 牡8 | 58 | 北村宏司 | 1:35.4 | 1.3/4 | 91.5 | 14 | 514(+4) | [東] 二ノ宮敬 |
18 | 2 | 4 | エイシンルーデンス | 牝5 | 56 | 野元昭嘉 | 1:35.7 | 2 | 182.2 | 16 | 454(-2) | [西] 野元昭 |
払い戻し
-
単勝 12 3,990 10 複勝 12
10
9830
320
37010
3
7枠連 5 - 6 6,850 27 馬連 10 - 12 14,700 40 ワイド 10 - 12
9 - 12
9 - 103,780
4,270
1,79044
47
27
過去のレースの思い出、馬券自慢を勝手に語ってみる企画。
今回は2000年に行われた安田記念を振り返る。
この年の前年である1999年にマイル戦線の主役だったエアジハードが引退。2000年は新たなマイル王者の座を巡って混戦模様だった年。すでに前年度からマイル路線で人気の一角を背負っていたブラックホーク、この年の高松宮記念で初のG1を制覇したキングヘイロー、そしてこの年に改めてマイル路線に参戦してきたスティンガーが人気となっていた状況。
さらに外国馬2頭も来日。フランスG1のスプリントC、モーリス・ド・ゲスト賞を制していたディクタット、香港G1の香港スプリントを制したフェアリーキングプローンも参戦して中々の好メンバーが揃っていたレース。
レースはエイシンルーデンスが引っ張るやや流れる展開の中で、好位集団の直後に付けたキングヘイロー(3人気)とスティンガー(1人気)が直線で満を持して追われて外から伸びて来る展開。さらに荒れた馬場の内目からブラックホーク(2人気)がスルスルと伸びてきて、人気サイドの争いになるか…と思われたのあが、残り1Fを過ぎてから大外から伏兵フェアリーキングプローン(10人気)が抜け出す形に。さらにその外からディクタット(6人気)までがゴール前でキングヘイロー、スティンガーを纏めて交わして2着に突っ込んできて終わってみれば外国馬のワンツーフィニッシュという結末になる。
この時の私の馬券は1人気スティンガーからの馬連が軸。スティンガーから外国馬2頭への馬連も持っていたが、肝心のスティンガーがゴール前100mで失速気味になっていて3着争いですら完全に大勢不利の状態。「あかん…負けた〜」と完全に諦めかけていた頃に、実は当時導入されたばかりのワイド馬券を1点だけ買っていたのを思い出す。この馬券が外国馬同士のフェアリーキングプローン、ディクタットの2頭のワイド馬券で、見事的中!となったのである。実際のところ外国馬同士が2、3着の組み合わせならあり得るな…という判断で購入したワイド。まさか1、2着で来ると思っていなかったが、的中は的中という事で命拾いした感じ。配当の方も40倍近くあって、十分すぎるほどのリターンはあった。ただこの組み合わせを馬連で持ってたなら万馬券(約1万4000円)だったはずで、的中させてはいるもののこの悔しさだけは今でも覚えている。
このレースを制したフェアリーキングプローンはその後も香港で活躍し、香港の2年連続で香港の年度代表馬に選出される。2着のディクタットはその年の秋に2走した後に引退して種牡馬入り。2000年代後半に日本に輸入されて繋養されたが、代表的な産駒を送り出すことなく引退している。
3人気で3着となったキングヘイローはこの年の秋もマイル路線を進んだが結果残せず。引退レースとしてこの年末の有馬記念に挑んだが、ここでテイエムオペラオー、メイショウドトウを相手に0.2秒差の4着と奮闘して最後の意地を見せた。4着のスティンガーはこの後に休養した後に、翌年にこの年と同じく京王杯SC→安田記念というローテで挑んだが15着大敗。2002年に高松宮記念で3着の後に引退繁殖入りしたが、未だに代表的な産駒も生まれず苦戦している様子。
2人気のブラックホークはこのレースでは結局9着敗退。この後休養に入り、スプリント路線を中心に歩んでいくが惜敗が続いて行く。ただ翌年の安田記念で9人気の低評価を覆す勝利を収めることになる。
またこのレースで18人気と最低人気ながら5着に食い込んだ馬がまだ本格化前のトロットスター。この年の秋以降に急成長して成績が安定し、秋から翌年にかけて一気に重賞3連勝で高松宮記念を制覇し、さらにスプリンターズSも制して最優秀短距離馬の座に輝くことになる。また4歳馬(現3歳馬)ながら参戦して13着に敗退したイーグルカフェは、後にダート路線に参戦して2002年にはJCダートを制する事になった。