オークス　2021　予想

　
桜花賞の2着馬サトノレイナスがダービー参戦を表明してここには出走しないが、それでも桜花賞組はそのサトノレイナスを除く1〜6着馬が揃って参戦。今年の桜花賞は1.31.1のレコードタイムが叩き出されるなど中々のハイレベルな一戦だったとは思う。この桜花賞組に対して別路線組の力関係をどう見るか、または桜花賞組は1600ｍから一気に800ｍの距離延長がどのように影響するかをどう判断するかがポイントになりそう。

　
桜花賞勝ち馬のソダシはここでも人気になるのは当然だろうが、タイプ的には後半の加速勝負になりやすい東京2400ｍはやや不安があると見る。桜花賞でも前半の位置取りとスピード持続力で押し切ったが、毎度の事ながらゴール前で僅かに脚色が鈍っていたのは見逃せない。距離的な問題云々よりも後半勝負の形になりやすい東京2400ｍという舞台そのものに対する不安の方が大きいと見ている。
　

ここでの狙いは◎ククナとしたい。
ククナは桜花賞では6着で勝ち馬のソダシとは0.7秒差で完敗に近い結果に。最後方待機からの後半勝負に徹する乗り方で上がり3Fが33.2秒というのは2着馬（サトノレイナス）に次ぐ時計だった。ただ流石に位置取り的後ろ過ぎたという感じはあったし、直線半ばでは同じように後方から差し込んだ2着馬（サトノレイナス）とは決め手の差は見た目にも歴然だった。ただその2着馬は今回出走してこないし、桜花賞のレース自体が非常にマイラー的な要素を問われた内容だった。元々この馬自身は距離が伸びて良さそうな雰囲気を持っていたという事を考えても、桜花賞での0.7秒差の6着敗退はマイナスと捉える必要はなく、むしろ桜花賞組の中では距離延長に対して一番プラスに働く可能性を秘めていると見たい。
　

対抗は○ステラリア。別路線組では最上位に取りたい馬で、2走前のクイーンＳでは6着敗退（0.3秒差）だが、やはりマイルそのものの流れが合わない感じで末脚は不発気味。ただ前走の忘れな草賞（阪神2000ｍ）では外々を回って強い内容で勝利してきた。オークスは前半は比較的緩めの流れになりやすいレースでもあり、前半でそれなりに貯める形に成れば台頭があってもおかしくないと見て対抗評価。

　
3番手は▲ファインルージュ。桜花賞3着だが直線半ばで勝ち馬に対して反応と瞬間的加速力で見劣ってしまった内容。ただゴール前では再度詰め寄っており、後半要素を問われる展開になれば逆転があっても良さそうに見える。ただ血統的背景や今までの走りを見ても2400ｍに若干の不安を抱える分を見て3番手とまでとした。
　

後は後半勝負型を中心に△クールキャット、△ユーバーレーベン、△パープルレディーを連下として馬券を組み立てたい。

　
【買い目】
馬連：◎◯▲　ＢＯＸ
三連複：◎◯▲軸　△流し