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2020/12/13 18:02
阪神JF 2020 回顧(簡易版)
レースは最初の1Fこそ12秒台だが、それ以降は10.8-11.7-11.9-11.2-11.4-11.8と11秒台を連発する流れ。単純にスピードの持続能力を強く求められる展開になったと思う。
その中でソダシは好位追走から直線で一旦追い出しを待たされる格好になりながらも、前が開いてからはシッカリと伸びてそのまま押し切る形に。序盤から前に行けるスピードの高さをみせつつ、後半も同じく持続能力の高さも見せて来た。月並みだが現時点での完成度の高さとセンスの良さを見せつけたと思う。ただ最後の1Fで少し脚色が鈍った所を2着馬に詰め寄られた感あり。前後半の総合力で勝負するタイプというのは間違いないだろうが、前半の要素を強く出す形があっているのかもしれない。
2着サトノレイナスは惜しいハナ差の2着。出負けしたもののすぐにリカバリーが効いて中団から運べたのは大きいだろうが、直線序盤での反応と加速力で若干見劣った感じ。ただ最後の1Fでグンと鋭く伸びて来たし後半の加速勝負向きではあるものの、エンジンの掛かりの遅さという面も明確に見せて来た感じ。
3着ユーバーレーベンは出負けして後方から。しかし3角手前からジワッと動いて終始外を回す形で直線も意外なほど長く脚を使って来た。冒頭のラップ推移を見ても動き出した位置を考えると、こちらが思っている以上にスピードの持続能力が高かったという事になる。こちらも出負けの課題をクリアできればかなり面白そうな馬になるはず。
4着のメイケイエールは出負けして後方で折り合おうという鞍上の意図に反して、向こう正面から3角過ぎにかけて掛かって一気に前に行ってしまった。ファンタジーSと同様の内容ではあったが、その割には直線で伸びを見せて残り1F地点では単独2番手の位置まで押し上げた。さすがにゴール前で脚色が鈍った感があって1〜3着馬に交わされたが、あれだけ掛かって1.33.3で走破してきたのはある意味凄い。最後の脚色は単純に鈍った…というだけでバタッと止まってないし、スピード能力そのものは相当高い馬なのだろう。