阪神ＪＦ　2020　予想

毎度の事ながら難しい２歳のＧ１戦。馬の特性面がハッキリしない状態でもあり、また急激な成長、あるいは意外なモロさを見せることもある時期。しかし今年のメンバー構成を見ると展開的に流れた方が良さそうな馬、前半緩い流れの方が良さそうな馬とそこそこハッキリと別れている感じはある。


阪神1600ｍというコース形態からもスローになる傾向は低いが、今年は流れる展開で良さが出る馬が多く揃っており、しかも自ら前に行ってペースを引き上げたい馬も多い。こうなると一般的に前掛りの展開が期待されそうだが、1600ｍという距離にを不安視される馬も多いのも事実で、距離不安を抱えた中で自ら飛ばして行くか…？という疑問もある。この辺りが実に悩ましい所で…。
　

冒頭から言い訳三昧だったが、阪神1600ｍという条件である以上確実に脚を使ってこれる馬を選びたい。そういう意味でも中心は◎サトノレイナスとする。
　

サトノレイナスは前走のサフラン賞が中々の好内容。出負けして後方からも4角から一気に上がって来て、直線鋭く脚を使っての差し切り。特筆すべきは後半3Ｆが11.7-11.6-11.7というラップ推移の中、まだ余力があるのを見せつけるかのように最後の1Ｆでさらにグンと加速してみせた。現状では後半の加速勝負の展開でしか結果を残していない（まだキャリア2戦目なので…）ので序盤から流れる展開になってどうか？という面はあるので、その中で期待の脚を見せられるかどうかはポイントの一つ。ただ現状このメンバー構成だと、後半の決め手を問われる形になれば期待できる馬の一頭だろう。ちょっと展開が読みにくいので、流れる展開に巻き込まれる形だけは避けてもらいたい。できれば平均くらいの流れで後方からの競馬をして頂いて、後半の加速勝負の展開になる事を祈りつつ…本命としたい。
　

相手はファンタジーＳで後方から鋭い脚を見せた〇オパールムーンが相手筆頭。出負け癖があるものの、こちらも加速性能の高さは証明済み。直線の長い阪神1600ｍで前走以上の内容に期待したいところ。

　
3番手は安定感抜群という意味で▲ソダシ。前半で前に行ける脚があるだけに、速い流れに巻き込まれる形になるのも怖かったのでこの評価。実績や内容は良い所があるとは思うが、若干人気先行型のところがちょっと個人的に嫌だったので…。
　

後はどういう展開でもある程度対応出来そうで後半にある程度の脚も使えそうなタイプで△ユーバーレーベン、△エイシンヒテン、△ジェラルディーナを候補として馬券を組み立てたい。