京王杯2歳Ｓ　2020　回顧

モントライゼ　1着

まずまずのスタートから押して行って先行策。ハナを伺う勢いだったが内からリメスが抵抗したので譲って2番手追走。しかし結局ハナを争う形になったので序盤はまずまずのペースを演出。3〜4角を2番手で迎え、4角で馬場の良い外目を回す形で進出して直線へ。直線序盤も持ったままの手応えで単独先頭に躍り出る。坂の手前で軽く仕掛けられて、坂の上りで本格的に追い出しを開始。坂を上り切ってムチが入ってそのまま押し切り態勢に入るが、残り100ｍ付近から後続の追撃を受ける事に。それでも序盤のリードが効いたのか、2着馬の追撃をクビ差凌いでゴール。
　

序盤で自ら流れる展開を作り出す形になりながらも、最後は何とか凌ぎ切ったのは結構高く評価できる。最後の1Ｆも少し鈍った感じはあるけど、全体の3Ｆラップは11.4-11.3-12.0だし最後も12.0秒であって意外と落としてはいない。何より自身の末脚で瞬間的にも11秒台前半のラップを刻んでいるのも評価できるはず。1400ｍへの距離延長、東京の直線の坂という要素があってのこの結果だから、前半の要素だけでなく後半の要素でも見せ場は十分にあったと見ていい。ただ現状ではスプリント戦が合いそうな感じで、マイルとなると前半で少し緩む展開が理想かもしれない。
　
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ＨＭ１　ある程度流れる展開からのＳＰ持続力勝負向き。前半の要素を問われても大きく崩れない印象　【専用メモ】重馬場ＯＫ　ゲート良　反応良
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ロードマックス　2着

若干出負け気味から中団後方の位置取り。3角過ぎから外を回ってジワッと進出。4角も外を回って上がって行き、直線序盤で大外に持ち出して追い出しを開始。追い出されてスッと反応したものの、内にモタれて鞍上も追いにくい感じ。それでも加速は鈍っておらず、坂を上り切った時点で4.5番手争いの一角まで押し上げる。最後の1Ｆでシッカリ追われてゴール前3.4着馬を交わして2番手に浮上、さらに勝ち馬を…という段階でゴールして2着まで。


今回は前半控えて後半脚を伸ばす形で良い面を見せてきた印象。直線ちょっと追い難そうな感じもあったが、それでも最後の伸び脚は見所十分だったと思う。貯めれば後半でシッカリ脚を使える面を見せて来たのは今後強みになるだろう。ただ現状ではいかにも長い直線向きの印象はある。
　
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Ａ２　現状では展開不問で前半で脚を貯める形からの後半勝負向き。意外と長く脚を使えそうな雰囲気　【専用メモ】
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ユングヴィ　3着

若干出負けから早い段階でリカバーが効いて中団外目の位置取り。3〜4角で少しづつ外から上がって行って、直線入口で外目に振って追い出しを開始。坂の上り付近でジリジリと前との差を詰めて、残り1Ｆ地点で2.3番手まで押し下げて勝ち馬の追撃態勢に。しかし残り100ｍ付近で外から来た2着馬に一気に交わされて3着。
　

時計や結果からしても悪くない内容と言える。まぁ坂で加速出来ているし、最後までしっかりと伸びてはいるので評価は出来るが、それでも最後の1Ｆは勝ち馬を捉えられそうで捉えられなかったのは残念。単純に2着馬との比較でやはり最後は末脚の差は出た感じはするので、現状ではワンパンチ不足という感は否めない。　

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ＳＭ１　少し流れる展開からの後半ＳＰ持続力勝負向き。反応と加速力はあるものの、そこまで特筆すべきものではないかも　
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（4着以下はブログ内にて掲載）