競輪
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2018/07/11 19:47
2018各馬分析 3歳牡馬編�� オウケンムーン
オウケンムーン
主な戦績：共同通信杯(G3)
未勝利戦から3連勝で共同通信杯を制覇して、一気にクラシック戦線に浮上してきたが、皐月賞では12着に終わる。血統的背景からも距離延長となるダービーで期待されたが、15着と結果を残せずに終わる。
1800ｍでも短いかなと思われた共同通信杯で、まずまずのペースを前々で追走できたのも大きく、さらに終いは質の高い持続性のある末脚を披露。いつもは追われてからの反応が悪い面も見せるときもあったが、この時はそういう素振りは見せず。この時に中距離でも十分にやれることを示した事が、皐月賞でもそれなりの支持（5人気）を得た理由であろう。
しかし皐月賞では出遅れもあって後方からの競馬、さらに降雨の影響で力の要る馬場だった事も影響して12着。共同通信杯の時とは全く違う馬場、競馬になっているので度外視したいところだが、勝負所から馬場の悪いインを衝いたとはいえ、最後は完全に脚が上がっている。元々高速馬場向きの馬でこの日の馬場は合わなかったのだろうが、それでも最後バテた感じを見せたのは気になる。
ダービーでは行き脚つかずの状態から、1角過ぎからは常に掛かり気味で追走。直線半ばではや失速状態になって15着敗退。スローの瞬発力勝負の展開で後方からの競馬。さらに終始掛かっている感じだったので、ダービーの方が敗因としてはハッキリしているように思える。
皐月賞、ダービーと大敗の要因を作っているのが出負け。好走した共同通信杯などは、発馬五分から押して前目に取り付くのに成功している。この感じからすると前半はややゆっくりとした流れで前々に取り付き、後半は持続性のある末脚で引き離しにかかる競馬が合っている印象がある。
クラシック最後の菊花賞に向けては血統的背景からも3000ｍは歓迎のクチ。京都の3000ｍで前述の展開に持ち込む為には、ゲートの安定化がこの馬にとって今後の最大の課題になりそうだ。
【オウケンムーン 専用メモ】
持続性の脚 出負け 加速勝負は未知数 長距離歓迎
- オウケンムーン
