競輪
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2018/07/07 02:09
2018各馬分析 3歳牡馬編�─．哀譽ぅ�
グレイル
主な戦績：京都2歳S(G3)
デビュー2戦目にして京都2歳Sを快勝。この時に降したタイムフライヤーがホープフルSでG1勝ち。この馬も当然クラシック候補…と期待されたが、今年初戦の共同通信杯が惨敗。皐月賞では6着ながら僅差の3着争いを演じたが、ダービーでは14着と大敗してしまう。
すべては京都2歳Sの勝っちぷりの良さから始まっている。スローの瞬発力勝負ではあったが、直線で楽に抜け出して押し切ろうとするタイムフライヤーを、最後の1Fだけで一気に差し切ったのである。しかも直線は右手前のままで走っており、マトモに走ればどうなるのだ？という期待感も高まった。
今年初戦となった共同通信杯が7着敗退。前走とは違ってどちらかと言えば持続的な脚を求められた展開だが、思った以上に伸びなかった印象。勝負所の位置取りと上り3F時計を比べても、グレイル以上の末脚を使った馬は多数いたという状況からも、純粋に33秒台前半の脚を使うことは出来ないのか？という疑問が出てきた。
評価を難しくさせたのは皐月賞。後方待機から直線脚を伸ばしたものの、進路を確保できなという状況であったがそれでもメンバー1.2を争う脚色だった。ただしペース、馬場などからの消耗戦に近いレース。高速馬場、瞬発力勝負になった場合の不安を残したままとなった。
続くダービーではその不安がモロに出る。いつも通り後方待機から直線勝負に出るも、1.0秒差の14着大敗。勝負所でペースが上がったとき置かれ、直線200ｍ付近まではそれなりの伸びを示したが最後は完全に脚が止まった。結果高速馬場にはほとんど対応できず、さらに末脚も34.2秒と不安要素をそのまま露呈することになる。
共同通信杯、ダービーなどから高速馬場では手も足も出ないと言うのが現状。京都2歳Sのイメージからキレる脚を使うようにも見えたが、実際には持続性の脚を使えるタイプ。と言うか、一瞬のスピードが足りないイメージで、途中でペースがグンと上がるような展開には不向きに思える。好走したのが京都2歳Sと皐月賞だとすると、力の要る馬場で全体時計が掛かった上での消耗戦が理想的だろう。
【グレイル専用メモ】
重馬場 消耗戦 瞬発力勝負は不安
【6/2追記】
右前脚骨折との報道。3か月以上の休養を要するとの事。
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