競輪
595件のひとこと日記があります。
2018/06/25 21:36
2018各馬分析 3歳牡馬編� ．錺哀優螢▲�
ワグネリアン
主な戦績：日本ダービー（G1) 東スポ杯2歳S(G3)
2歳時は3連勝で重賞を制覇し、早い段階かクラシック戦線での活躍が期待されていた馬。弥生賞は2着に敗退したものの、皐月賞では1人気を背負う。しかし皐月賞で7着と大きく崩れたものの、ダービーで見事巻き返して優勝を飾る。
イメージとして鋭い瞬発力の持ち主のように思えるが、意外と持続性のある脚を使う馬。野路菊Sは重馬場でありながら上がり33.0秒。この馬場でこの脚を使うのだから、むしろ重馬場歓迎のタイプであり、むしろ良馬場でキレッキレの脚を使うイメージではなくなっている。続く東スポ杯でも見た目は凄い脚を使ているように見えるが、残り300ｍ付近で先行勢が一気にタレてるだけ。しかも動いた位置からすると相当長く脚を使っている。持続性のある脚というのが最も色濃く出たのが日本ダービー。今までとは異なる好位からの競馬で、しかも持続性のある脚を求められた展開で前を捉えてみせた。
好走時はどのレースも最後までしっかりと伸びているのが印象的で、エンジンかががってブレーキを踏むことなく走れば相当な脚を使う。ただ行き脚があまりつかないタイプなので、どうしても後方からの競馬になりがち。しかも勝負所では常に反応が悪く、置かれる癖がある。しかも後方からでは直線までの馬群の捌きもあるし、捌ききれないと直線はどうしても大外一気の形にになりやすい。爆発的な末脚があるならそれでも大丈夫だが、この馬は前述のように持続性のある脚を使うタイプ。当然中山のようなコース形態は持ち味を発揮できなくなる可能性は高いのだろう。
それに対して東京コースは東スポ杯やダービーなのを勝っているせいもあるが、見るからに内容が良い。長い直線が味方しているし、反応の鈍さはあるものの、右回りコースよりは幾分マシなような気がする。ただここで注意が必要なのは、東スポ杯は少頭数（7頭立て）、ダービーは大外枠から好位に付けたため、被されるシーンが全くなかったという事。東京での2勝は、長い直線が味方したと見るのは正解だが、勝負所での動き出しからゴールまで実にスムーズな競馬が出来ていての勝利。行き脚つかず後方からの競馬、または勝負所から馬群に包まれるような展開だとまだ不安は残ったままである。
秋の菊花賞に向けてとなると距離そのものは持ちそうな雰囲気。ただ京都の外回りは決め手を求められる流れが多く、これにどう対応するかがポイントになりそう。勝負所での反応と言う点では京都の3角の下りで行き脚をつける事が出来れば…とも思うし、直線はバラけやすい条件なので皐月賞よりかは走りやすいように思える。問題はダービーのような走りができるかどうか。ダービーはこの馬にとっては出来すぎなくらい嵌った印象はあるので…。
【ワグネリアン専用メモ】
勝負所反応鈍い・置かれる 持続性ある末脚 重馬場
- ワグネリアン
