青葉賞　2018　回顧

ゴーフォザサミット1着　重○調教○　今回は出遅れ無く好位の後ろを追走。3角過ぎからインを通ってジワッと進出、4角で先団を捉える位置まで上がって行く。直線に入ってから進路を探し、外目に持ち出して進路を確保。中々体制が整わず追い出し開始までにモタつく感じだが、追い出されてからはグイグイと真っすぐに伸びて差し切り。ゴール前の脚色にはまだ余裕があった。

ダービーに向けてとしては時計は2.24.4と優秀なので、能力的には間違いなく通用の器。脚色は最後までしっかりしていたし、何よりも出遅れずにこの馬本来の競馬がようやくできた意味は大きそう。追い出し開始までにフラフラしたり追われてモタれる面はみせたものの、やはり東京向きの印象を強くさせた内容であり、ダービーに向けての視界は明るいと言える。あとは別路線との力関係をどうみるかがすべてで、特に皐月賞組のワグネリアン、毎日杯のブラストワンピースとの比較をどう見るかがポイントになりそう。

エタリオウ2着　折り合いをつけつつ好位の外目を追走し、結果的に勝ち馬の斜め後ろという位置取りに。3角でサトノソルタスが後方から一気に上がってきたのを機に、自身も仕掛けて一気に先団に取り付いて4角から直線入口ではは先頭に並びかける勢い。ここから直線追われて伸びては来るが、スパッと切れる感じは無くあくまでもジリジリとした脚色。残り100ｍで勝ち馬に交わされるものの、まだジリジリと伸び続け3着馬の猛追を退けて2着。

自身が仕掛けた場所を考えると、結構長い脚を使っている。これは評価できる内容でダービーでも前々でレースを進められるのは有利だし、後続の仕掛け遅れなどがあれば自然と台頭してくる馬になりそう。

スーパーフェザー3着　序盤から折り合いに専念する形になって自然と下がる形で中団からの競馬。4角手前で馬なりで進出。4角から直線にかけては大外に回してゴーサイン。ただイメージしていたような脚色は無く、モタモタジリジリとした印象で伸びきれない感じで3着。最後伸びきれない印象だったのは1.2着馬が同じように伸びていたのもあるだろうが、4角での手応えを見るともっと弾けても…という感じはあった。しかし比較的スムーズな競馬が出来た事を考えると、現状持てる能力はほぼ出し切った感じはある。

モンテグロッソ4着　重○　好位追走。4角で2着馬のエタリオウが外から進出してくると自身も張り合うように外から進出開始。直線入口でははや先頭という勢いだった。ここから追い比べで見劣る感じで徐々にポジションを下げる…と思いきや、最後最後までしぶとく脚を使って勝ち馬には離されたものの4着を確保。先行力はあるし、ジリジリながらも最後まで脚を使えるところは良い。ただ現状では雨が降るなどもう少しパワーを要求される馬場の方が向いているかもしれない。

トラストケンシン5着　内容的には4着馬とほぼ同じ。ただゴール前の最後の最後で脚色が鈍り、そこを4着馬に交わされる感じの5着。ほぼほぼ力を出し切ったレースであろうし、今後に向けてはワンパンチ不足をどう補うかが課題になりそう。

サトノソルタス6着　重○調教◎　序盤は焦らず後方から。道中このまま後方待機かと思われたが、3角手前で一気に進出して中団まで押し上げる。ただこの動きが響いたのか4角で手応えが悪くなり、直線でも思うように伸びきれず。大外枠に入って下げざるを得ない形になって、しかもこのスローペースとなっては…。

ダノンマジェスティ8着　中団で折り合いに専念するがそれでも終始掛かり気味。3角過ぎから押し上げていこうとするも反応は悪く、4角から直線にかけてはやや置かれ気味になる。直線大外に持ち出してそれなりに伸びて最後は差を詰めたが8着まで。秋以降に改めて期待か。

オブセッション11着　重○　中団待機もやや掛かり気味の様子。3角過ぎから内目から進出し、直線少し外に出して追われるも伸びは案外で、結局何の見せ場もなく終わってしまう。確かにスローの流れで掛かり気味だったとは言え、直線は全くエンジンが掛かる様子すらなかった。断定できないものの、2400ｍはもしかしたら距離が長いのかもしれない。