今年の皐月賞と過去の皐月賞

今年の皐月賞を過去の皐月賞と照らし合わせてみる。
（あくまでも私個人のイメージの話です）

今年の1人気ワグネリアンは7着敗退。
人気馬で差し馬で、最内枠が響いて差し届かずという感じでは…

1993年　ウイニングチケット（1人気・2枠・4着　次走でダービー優勝）
1999年　アドマイヤベガ（1人気・1枠・7着　次走でダービー優勝）
2001年　ジャングルポケット（2人気・1枠・3着　次走でダービー優勝）
2007年　フサイチホウオー（2人気・1枠・3着　次走ダービー1人気で7着）
2014年　ワンアンドオンリー（4人気・1枠・4着　次走でダービー優勝）
2017年　スワーヴリチャード（2人気・1枠・6着　次走でダービー2着）

などの馬と被るイメージ。

93年ウイニングチケットは不利もあったし差し届かずのイメージは薄いし、01年ジャングルポケット、07年フサイチホウオーは共に3着と惜しい内容。14年ワンアンドオンリーは死んだふりからの直線勝負で、結果的に差し届かずのイメージ。

99年のアドマイヤベガ、昨年のスワーヴリチャードが今年のワグネリアンと同じような印象なのだが、やはりアドマイヤベガの方が戦績やレース内容が非常に似ているし、当時も降雨があったレース。断然こちらの方が今年の皐月賞と同じようなイメージ。

後付けで申し訳ないが、今年ワグネリアンが1枠を引いた時、真っ先にアドマイヤベガの事が頭に浮かんだ。アドマイヤベガは次走でダービー制覇。果たしてワグネリアンはどういう結果になるのか。


次はステルヴィオ（4着）。こちらは人気馬で差し馬で、外枠が響いて差し届かずというパターンで振り返る。

1995年　ホッカイルソー　（2人気・8枠・4着　次走ダービー4着）
1998年　スペシャルウィーク　（1人気・8枠・3着　次走ダービー優勝）
2001年　ダンツフレーム（3人気・7枠・2着　次走ダービー2着）
2002年　タニノギムレット　（1人気・6枠・3着　次走NHKマイルC3着）
2007年　アドマイヤオーラ　（1人気・7枠・4着　次走ダービー3着）
2009年　セイウンワンダー　（4人気・7枠・3着　次走ダービー3人気13着）
2012年　グランデッツァ　（1人気・8枠・5着　次走ダービー10着）
（人気馬、外枠という条件や、ちょっと差し届かずというイメージは個人的主観なのはお許しを…）

今年のステルヴィオとイメージが被る馬はあまりいない…。コーナーの通過順位と着順なら07年のアドマイヤオーラと似ているのだが、アドマイヤオーラは3角からインに突っ込んで直線で大外に持ち出す形だったので、ステルヴィオとは少し異なるイメージがある。
余談ながら07年皐月賞のアドマイヤオーラは、武豊とアドマイヤ軍団との決別するきっかけとなったレース。何か懐かしい話だなぁ…。


次は勝ち馬のエポカドーロ。人気に関係なく単純に先行押し切りを決めた馬を見ると…。
（今年のエポカドーロは4番手追走ですが、実質の逃げている、あるいは番手追走だったと仮定します）

1997年　サニーブライアン　（11人気・1着　次走ダービー優勝）
1998年　セイウンスカイ　（2人気・1着　次走ダービー4着）
2004年　ダイワメジャー　（10人気・1着　次走ダービー6着）
2007年　ヴィクトリー　（7人気・1着　次走ダービー9着）

今年のエポカドーロと同じイメージの馬はいないのだが、個人的にはやはり展開的に97年のサニーブライアンと被る。人気薄が揃って3頭も上位に来たところも今年と同じだし、あとは枠順は違うが1人気メジロブライト（イメージはワグネリアン）、2人気ランニングゲイル（イメージはステルヴィオ）が差し届かずというのも似ている気がする。


最後はは3人気のキタノコマンドール（5着）。有名人が名付け親という事で、報道関係が影響して人気したと思われるのは…。

2006年　フサイチジャンク　（2人気・3着　次走ダービー11着）

フサイチジャンクは有名馬主の好意により、TV番組の名前を付けさせてもらったという経緯のある馬。奇しくも今年から同番組が復活していた。

キタノコマンドールは2戦2勝、フサイチジャンクも重賞勝ちこそないものの4戦4勝と結構似ている感じはあった。今年のキタノコマンドールの状況を見てフサイチジャンクを思い出した人もきっといるはず。


あくまで個人的主観によるものです。