オーシャンＳ　2018　回顧

キングハート1着　重◎　　スッと好位につけて追走。4角手前から外目から進出開始。直線はスパッと切れる感じはないものの、グイグイ差を詰める感じでゴール前で逃げるネロを捉え、さらに後続から迫るナックビーナスも封じ込めて優勝。

前走は好位から伸びきれず8着敗退だったが、道中は前走とほぼ同じような競馬で今回はシッカリと前を捉えることが出来たのだから、やはり叩いた上積みがあったという事なのだろう。あと案外時計が速くならなかった事も幸いしたとも見れる。

高松宮記念に向けてとなると、前回がプラス16キロの馬体増で今回がさらに6キロ増。前回シルクロードＳは馬体が戻ったと見ていいから、今回さらに6キロ増でも勝てたことは大きい。次回は絞れるとさらに上積みが見込める可能性はある。後は結果が出ていない左回りコースへの対応だけだろうか。

ナックビーナス2着　調教○　　前が早くなると見たのか今回は中団からの競馬で、勝負所からは勝ち馬を追いかけるような展開。中団の外目から直線まで終始スムーズな競馬。頭差2着も結果的には勝ち馬とは位置取りの差というところか。これで中山は7戦6連対で相性の良さを見せつけたレース。

ダイメイフジ3着　調教◎　道中は中団の後ろ。勝負所から外々を回って、直線も外から脚を伸ばすも僅かに及ばず3着まで。最後の脚色を見ると流石と思わせるが、やはり位置取りが後ろ過ぎた感は否めない。出足が鈍い感じは無いのだが、意図的なのか下げる感じもあった。あとは1200ｍよりも追走が楽な1400ｍ以上の方が向いているようにも思える。

ネロ4着　重○調教○　ラインスピリットとのハナ争いを制して主導権握る。思ったほど先行争いが激化しなかったこともあり、直線入口まで比較的余裕をもって進入。そこから直線粘りに粘ったが、ゴール前で後続の3頭に交わされ4着まで。行き切ってしまえば粘り強いところを再証明した形。今回は条件的にはかなり恵まれた感じはあるだけに、このレースをモノにできなかったは痛い…。

ビップライブリー5着　重○　好位追走も直線は終始1.2着馬の間の狭いところを走る感じになって、伸びそうで伸びないという印象。1200ｍで脚を貯めきれなかったという印象もあり、この辺りは今後距離適性の見極めも必要になるかもしれない。

レーヌミノル6着　外枠からポンとゲートへ出て先頭に立つも、内から行く馬をやり過ごして2.3番手からの競馬。4角から直線も手応え良く迎えたが、直線追われてからジリジリとしか伸びない感じ。結果前も捉えられず、ゴール前で一気に後続の馬に交わされて6着。0.1秒差だからそんなに悪くない内容とも言えるが、ここまでスムーズな競馬が出来てこの結果となると、今後さらにもう一工夫必要なのかもしれない。