228件のひとこと日記があります。
2015/02/09 11:02
ヤツは生きている。
その報せが届いたのは、帰宅途中の路上。
足を止め、スマホの画面に目をやるや否や凍りつく。
まさかそんなうそやろちょっとまてじょうだんちゃうでやめてくれ
狼狽。
ヤンチャな暴れん坊は、平然と生き続け、30歳を越えた後、静かに静かに、眠るように息をひきとるはずだった。
まぁ、自分でも身勝手な想定だとは思うが。
翌日、死因が発表された。
頭の中が混乱。
ヤツが大事に大事にされていただろうことは想像に難くない。
スタッフからは限りない愛情が注がれていたはずだ。
お仕事をこなすには体力の維持が不可欠、食事(餌とは言いたくない)も考えられてのものだったろう。
青草とニンジンというわけにはいかない。
サプリメント?
もう言うまい。
間違いなく、ヤツの一生は幸せだった。
ヤツ自身も産駒も、半端なく愛されている。
嘆き悲しむのは止めにする。
ヤツが「いい加減にしろ」と言いそうだし。
土曜日、たまたま休みだったので、ヤツが何度もその存在感をアピールした東京競馬場に行った。
ヤツと苦楽をともにした熊沢騎手が産駒スマートリバティに跨がる姿が見たかったし。
パドックでのリバティ、凛々しく見えた。
一方鞍上、なんだかこわばっているように見えたのは、気のせいか?
リバティ、初めてのジャンプレースで軽快に飛ばし過ぎたのか、結果は残念だったが、無事ゴールしてくれて安堵のため息。
日曜日、夕方になって産駒たちの結果を確認、アッシュ、兄貴と同じ着順なら、まぁ、いいか。
え?欽ちゃん走りのジョブックくん2着??
これがあるから産駒の馬券が止められない。
ヤツは生きている。
ヤツを愛して止まない人々の心の中で、永遠に。