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2012/04/16 21:06
黄金血脈の航路
呑むほどに酔うほどに喜びが沸き上がってくる昨日の皐月賞でのゴールドシップの勝利。
ステイゴールド産駒がクラッシックを4連勝したという事実、もっと言えばステイ×マックイーンの「奇跡」と称される配合の4連続。
しかし、これでダービーまで勝つようなら「必然」のニックスと称されるのかも。
色々な見方がある。一番強い競馬をしたのはワールドエース。ゴールドシップは鞍上の好騎乗の賜物、あるいは、あのショートカットは鞍上の手抜きとまで広言して憚らない馬券屋もいる。その馬券屋、一方では、家族経営の牧場の快挙を競馬はこうでなければとも仰る。
ワールドエースをオルフェーヴル級と評し◎にして、事実として2馬身差付けられたことは、予想屋としては敗北の筈。
そんなことはどうでもいい。
皐月賞の競馬専門紙の本紙予想が問題なのだ。
関東エリアも、そしておそらく関西エリアでも、ゴールドシップに◎はおろか、◯を打った専門紙が皆無だったこと。
奇跡の配合と持ち上げておきながら、まさか2年連続はないだろう、今年こそディープ産駒、でなければタキオンの最高傑作だろうという空気が占めていたのではないのか?
ディープインパクトは天馬と称される存在だった。デヴューから圧倒的に強かった。その強さは正に天性のもの、三歳の有馬記念ではハーツクライの「出し抜け」で敗れはしたものの、最後までそのポテンシャルは落ちることはなかった。そう思う。
今のところ産駒もその通り、デヴューから完成されていて、いとも簡単に産駒ワンツースリーを決めたりする。
しかし、その後は?
まだ主牡馬としてスタートしたばかりなので、いきなり父のレベルが誕生したのでは他の主牡馬に出る幕はない。
キーワードは成長力。
ディープインパクトは成長して強くなったのか?最初から完成されて強いまま持続した天馬だったのではないか?
もし、それが産駒に受け継がれたなら、ワールドエースとて、そのポテンシャルは維持できるにしても、成長が見込めるのだろうか?
答えはダービーで証明されるだろう。
去年、オルフェーヴルが成長、進化を続けたように、ゴールドシップも成長し進化するように思えてならない。