天上天下唯我独尊

お釈迦様がお生まれになった時に、こう言われたと伝えられておりますが、まぁ普通に「そんな訳ないやろ」とツッコミ入れてもバチは当たれへんのやないか思います。
意味するところが、この宇宙でただ独り尊いのはワシやんけ！やったとして、お釈迦様がそんなことを仰るとも思えませんし。
まぁ生きとし生けるもの凡てそれぞれ皆、己が尊いと思うべしという解釈ならええんやないかと思ったりします。
ただ、雪の上で転げ回りながら、ステイゴールドが「天上天下唯我独尊！｣と喚いていたら「はいはい、その通りやね♪」と言ってしまいそうですが。
そんなステイゴールドの元に今夜も倅どもがやってまいりました。
「こんにちは〜｣
「おう、ドリジャにナカフェやないかい。まぁこっちおはいり」
「親父ぃ、ドリジャはいいけどナカフェはないやろ？」
「なんや不満か？」
「フェスタでええやん」
「何とかフェスタて他にもいてたし、ナカフェでええやん」
「いやや〜｣
「贅沢言うな。俺なんかステゴ言われてんねんぞ。誰が捨て仔やちうねん。口の悪いヤツはステゴザウルスとか言いよる。ワシゃ恐竜か？｣
「う〜ん、恐竜よりタチ悪いかも」
「じゃかっしゃい！｣
「オルフェーヴルも親父に比べりゃ可愛いもんや」
「なんや誉め言葉に聞こえるな」
「もうええわ。それより今週はナイト君が強敵相手に走るねんで。兄貴分の自分らも期待でいっぱいや！｣
「ナカナイ君やな？」
「ナイト君でええやん！」
「負けても泣かない」
「もうええわ」
「いや、心配なんがおるんや」
「誰？」
「キンキン」
「はあ？」
「キングダムキングや。我が倅ながら名前負けやろ？この際、キンキンにしたらどやろか？」
「知らんわ！｣
わぁわぁ言うてはります。