鬼も十八番茶も出花

なんてことを申しますが、我らがステイゴールドも本日十八歳の誕生日を迎え、ますます意気軒昂のご様子、誠におめでたい訳ですが、そんなステイパパの元に主牡馬入りした産駒たちがお祝いに参上いたしました。
｢こんにちは〜｣
｢お〜なんや、みーちゃん、はーちゃん、きくちゃんやないかい、まぁこっちお入り｣
｢誰がみーちゃんやねんロックンロールショー？それに来たのは俺とジャーニー兄さんだけだよ｣
｢ フェスタ〜、細かいこと言いないな。
しかしなんや、ジャーニーは暗い顔してんな？牝馬に蹴られてトラウマか？｣
｢あほなこと言わんといて。先週のオルフェーヴルの失態に落ち込んでますの！｣
｢失態？あれのどこが失態やねん？ウケ狙いのボケに決まっとるやろ。さすが我が息子の優等生や！｣
｢あのねぇ、ほたら何ですか？親父が二着ばっかりしとったんも、ボケ倒しとったと言うんですか？｣
｢当たり前田のクラッカーやがな｣
｢ええかげんにしなさい！｣
｢フェスタ、もうええよ。やっぱり来てよかった。親父にはかなわんわ。なぁ親父さん、ほたら今日のフェイトフルもボケ倒しやったんかな？｣
｢さあ、どやろな？いずれにしても次走は人気薄確実、狙いどころやなぁ。それより今日はフォーリスちゃんや！二着なところが親孝行そのものやんけ！泣かせるで、ほんま！最高のプレゼントやったわ！｣
｢なるほど、親父がそない思うんやったらかめへんわ。きっと明日届く１日遅れのプレゼントも二着の嵐かいな？｣
｢いや、それは勝たんとあかんやろ｣
｢ええかげんにしなさい！｣