妄想劇場

じゃーにー「父上、弟がまたしても2着に甘んじてしまいました。今年こそはと信じていたのですが」
ふぇすた「おるふぇも運がないよ。包まれた挙げ句、斤量の軽い三歳牝馬にあんな形で抜け出されては……」
父ちゃん「ふん、オレなら届いてな」
じゃーにー「わ〜、なんという発言!!」
ふぇすた「まぁ確かに、父上のラストラン、何度も視ましたけど、父上ならとは思います」
父ちゃん「オレは香港の後、凱旋門を目指すべきやったな。うん、オレなら勝てた」
じゃーにー「そうかも。でも、そうしてたらボクもふぇすたも生まれてなかった」
父ちゃん「そやな。もっと走る仔がワラワラいて、今頃は親子二代の凱旋門賞馬とかなってたな」
ふぇすた「うう、父上、さすがに傷つきますよ」
父ちゃん「あーオモロない。どいつもこいつもオレの真似せんでええとこばっかし真似しやがって」
じゃーにー「まぁまぁ、来年以降も父上産駒がチャレンジしますよ。自分の仔だってふぇすたの仔だって可能性はあります」
父ちゃん「おまえらの仔？オレの孫やな。うん、隔世遺伝の方がオレのええとこ似てくれそうやな。くりすますなんかオレのええとこ取りしてるもんな。アレは嫁に出した娘の仔やから遠慮せなあかんけど、おまえらの仔ならオレの産駒も同然、走る仔はオレの養子にして、オレ産駒で売り出したろ。ひひひ」
じゃ・ふぇ「ええかげんにして!!」