サラブレッド

ダーレーアラビアン
バイアリーターク
ゴドルフィンアラビアン

現在のサラブレッドは父系を遡ると必ずこの三頭に行き着く。

百数十年前にはオルコックアラビアンなどの父系も繁栄していたが、今は淘汰されてしまって、母系に残っているのみ。

まさにサラブレッドの歴史は血統の歴史である。

だから現在衰退著しいゴドルフィンアラビアンの系統も未来には滅亡してしまうかも知れず、『サラブレッドは二代氏祖から』と言われる時代も来るかもしれない。

日本では曾てヒンドスタンやチャイナロック等の鈍重なスタミナ系統が繁栄していた。
そこへテスコボーイが導入され、トウショウボーイ、テスコガビーなどが活躍すると一気にプリンスリーギフト系にとって変わった。
スピード帝国を築き上げたプリンスリーギフトだが、時代はノーザンダンサー系へとシフトしていく。
社台グループによりノーザンテーストが導入されると、瞬く間にノーザンダンサー一色に変わっていく。
ところが血の飽和状態は必ずやって来る。
そこでサンデーサイレンスが輸入されるのである。
その後の活躍は言うまでもない。


戦後の競馬の歴史だけでもこれだけの興亡盛衰があった。
サンデーサイレンスの系統もこれからどのようになっていくか。歴史は繰り返されるのであろうか。